皆様こんにちは。
あらためてご報告となりますが、昨日のJMCA認証試験の加速走行騒音試験で不合格となってしまいました。ご期待してる方々には申し訳ない気持ちですが、来月の試験でもちろんリベンジするつもりです。
社内での想定テストが機能していなかった事もあったのですが、今回は自分の判断ミスもあったと思いますね。
サイレンサーは予備を造っていたものの、若干でもパワーをスポイルする事を恐れて持ち込まず。。。といった事もありましたが、昨日も書きましたがやはり性能面を犠牲にしたくなかったという思いがあるので多少変更はするかも?ですが、エキパイ部の仕様変更をベースに音量とパワー面のバランスをベンチテストで更に煮詰めながら仕上げていきたいと思っています。
因みにエキパイ部を変更しようと決断した時点でラウンドタイプの試験を受ける意味も無くなった事から、ラウンドタイプは試験をパスしています。
頭の中に音量を確認しておきたい気持ちもよぎったのですが、昨日は台数が多かった中での1DAY開催だったので、時間的な事も考慮しキャンセルした方がいいと判断しましたが、結果キャンセルした事で午前中ギリギリの時間で終了出来たので、個人的には試験のボランティアとなってしまいましたが、ある意味参加した皆さんに貢献出来て良かったです、はい(笑)
さて本日会社に出社してみるとエキパイが排気ポートにささる部分(弊社では口金と読んでいます)が仕上がっていました。とりあえず100個程。結構本気でしょ(笑)
CB250Rのこの部分はポート外径が大きく、この部分だけで結構な重量です。
試作用に適当に造った口金ですが、重量感がかなりあります。(実際重いです。。。)
かなりの肉厚パイプなので今回は軽量化の為にかなり肉抜きを施しています。
実際、マフラーを装着されたら全く見えないところではありますが、この重さは開発する上で許せませんでした(笑)ちょっとスッキリです。
あともう一つ。
試験を合格してから書く予定でしたが、シングルエンジン、特にCB250Rは排気熱も高くてポリッシュ加工したステンレスパイプがアッという間に黄金色に変化していきます。
排気量が250ccという事もあり、またネイキッドバイクという事もあって腐食も早く目立ちそうな感じです。
なので今回は弊社のスクーターシリーズで採用している「O.M.J.Nコーティング」というステンレスの輝きが半永久的に持続する特殊コーティングを採用する予定にしています。
O.M.J.Nコーティングはかなり特殊なコーティングで例えば。。。
こうしてバーナーでパイプの中を炙り。。。
こんなに焼いても。。。
冷めれば嘘みたいに元のままの輝きを維持してくれます。(スゴイでしょ!)
通常は右パイプみたいに焼き色が付いて腐食が進むのですが、焼いた後もこの通り(左パイプ)です。
コスト調整をしっかり管理して製品に採用する予定ですのでご期待下さい。
また音量対策の方ですが、加速走行騒音値を下げる為の仕様もすでに頭の中にありますが、構成部品の製作&用意に少し時間がかかる事になりそうです。
このバイク、本来はマフラー開発終了後に、オーナーさんとベビーフェイスさんの間でバックステップの開発予定との事で聞いていまして、車両が空いた状態は効率が悪いという事で本日午前中にベビーフェイスさんに車両を預けてきました。
構成部品が製作・準備出来次第、11/15JMCA認証試験に向けて再始動する予定です。
CB250Rに関してブログ更新がしばらく途絶えますが、開発中止ではございませんのでご期待頂いている皆様、くれぐれも宜しくお願い致します。
むしろ私はリベンジに燃えており、むしろ更に仕上げる時間猶予が出来たと捉えています。
ポジティブでしょ(笑)
それでは宜しくお願い致します。