遅い夜、早い朝自分の運命を悟ったように塩を嫌う子羊が寝返りを打つ闇を追い払おうと夜を嫌う鳥が一晩中嘴で枝を落としている死者の太陽が片目を丸く開けたまま、二階の屋根まで伸びた梯子の先に落ちかかり、破れもせずにじっと動かない夜が白光で丘の起伏を余すところなく照らし際限のない物音がやみ生者の太陽と入れ替わろうとする 眠れない、数えていた羊がそんなふうだから眠れない、森が静か過ぎるから