既にニュース等でご存知の方がいるかと思いますが、サクマ式ドロップスを製造販売している佐久間製菓(東京・豊島区)が年内で生産終了し年明けの1月に廃業となります。
1908年(明治41)、それまで輸入品に頼っていたのですが佐久間惣次郎商店が日本初のドロップを製造販売し、1913(大正2)に缶入り製造販売を開始しました。
太平洋戦争時、企業整備法によって1944年(昭和19)に一旦廃業。
戦後、同社の番頭格だった横倉信之助氏が東京・豊島区(としまく)池袋に佐久間製菓を興しました。
佐久間惣次郎商店の役員だった山田隆弘氏の三男が東京・渋谷区恵比寿にサクマ製菓を。
両社は長年、サクマ式ドロップスの商標をめぐって裁判をおこしていたのですが現在は両社でサクマ式ドロップスの商標を共同所有に。
サクマ式ドロップスは赤缶
サクマドロップスは緑缶
中身のドロップが微妙に異なっていて
サクマ式ドロップスは
いちご・レモン・オレンジ・パインナップル・りんご・ハッカ・ぶどう・チョコ
の配合。
サクマドロップスは
いちご・レモン・オレンジ・パインナップル・りんご・ハッカ・スモモ・メロン
の配合。
サクマ製菓は今後も営業していくので、源流が同じなので紛らわしいですが誤解なきように。
原材料費の高騰もあって、値上げするメーカーが多いなか、値上げを良しとせず廃業に至るのは英断ではないかと。
自分は小学生の頃まで好きで食していたのでなくなってしまうのは残念です。
画像はネットから借用しました。