新たな自由が丘の邸宅としてご提案します、パリ・スタイル(フレンチモダン)のデザインが、とてもおしゃれに仕上がりそうなのでご紹介します。
 今回は、まず邸宅全体の形状をデザインし、スケッチとして起こしたものです。
 自由が丘なので「丘」の名の通り高低差が多く、道路と敷地の関係も、または敷地内だけでも高低差がかなりあるケースが多いのが実情です。
 また、日本を代表する高級住宅街ですから、大部分は低い建物しか建てられない「低層住居専用地域(建蔽率50%/容積率100%、1種高度)」が多く、それもあって比較的環境が良好に保たれています。
 
 今回のお敷地も、道路からみるとかなり敷地が上がっていて、これを生かして「地下1階・地上2階建て」の想定です。
 まあ。。。そうは言っても、さすがにこの段階では「おしゃれ」の片鱗しか見えないですよね(苦笑。

 この後、縦スリットの開口部にロートアイアンのFIXパネル(っと、面格子)を入れて、全体を仕上げていくと、それはもう他ではほとんど見ることが出来ないほどの素晴らしい邸宅デザインになります。
 それはまた、次の記事でご紹介していきますので、是非ご期待くださいませ。

 さて、私どもではこのデザインを、フレンチモダンの一種「パリ・スタイル」と名付けて、日本中の高級住宅地に普及させていきたいと願っています。
 パリ・スタイルのデザインコードとは、
 ・建物のデザインはR形状、もしくはR形状の飾り壁の取り付けを基本として、矩形と組み合わせる
 ・開口部の大きさや配置は、ヨーロッパの建物のようにシンメトリーを基本とする
 ・おしゃれでカッコいいロートアイアンを多用し、ロートアイアンをベースにした全体デザインを構成する
 ・外壁には大理石などの本石を使用する(難しい場合であっても、ヨーロッパの石積みを彷彿とさせる溝を切ったアイボリー系色の外壁デザインにする)
 ・外構の床仕上げも、フランス・パリの石畳みを彷彿とさせる、黒いピンコロ石を基本とする
 ・ビルトインガレージ、もしくは建物を横方向に広く魅せるRC造などのゲート・門扉・シャッターのセットを道路際に立てる(建物と別構造の物を築造する場合でも、デザインは建物に合わせる)
 ・ヨーロッパのようにフロントヤード、庭園の配置を優先する
 ・それも極力、豊かな植栽や芝生でカバーする
 ・アルミ製品や、ブロックなどの、ヨーロッパの本物を模した偽物工場大量製作製品は極力使わない
 。。。以上を基本とします。

 皆さまも、是非!

記事:ロートアイアンデザイナーT