ふと思い出した
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![](https://stat.ameba.jp/user_images/20190823/20/wriver-orange2011/66/b3/j/o0606108014548523006.jpg?caw=800)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20190823/20/wriver-orange2011/4f/00/j/o0606108014548523013.jpg?caw=800)
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母のひとこと、
そこから
この本を探し始めた
母が亡くなったから思い出し、
母がいなくなったから
読みたくなったこの本
皮肉ですね
残念ながら
読後の感想を母と共有することは
永遠にない
そう思うと
寂しくなるので
あまり考えないとしよう
「夾竹桃の花咲けば」は
すでに絶版になっていて
行きつけの図書館の蔵書には無く、
近隣の図書館から取り寄せてくれた上で
貸し出されている
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20190823/20/wriver-orange2011/35/c1/j/o1080060614548522988.jpg?caw=800)
昭和ぽい
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20190823/20/wriver-orange2011/68/b3/j/o0606108014548522993.jpg?caw=800)
戦前戦後の
娯楽の少ない貧しい時代に刊行されていた
少女雑誌の復刻版として
登場した本のようです
折り目正しい、
と表現するのがふさわしい
少女小説なら正統派と言うべきかな
歌まである❤️
しかも、サトウハチロー
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20190823/20/wriver-orange2011/52/06/j/o0606108014548522999.jpg?caw=800)
かつて
多くの文学少女たちに
愛読されていた少女小説
時代を感じる挿し絵
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20190823/20/wriver-orange2011/66/b3/j/o0606108014548523006.jpg?caw=800)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20190823/20/wriver-orange2011/4f/00/j/o0606108014548523013.jpg?caw=800)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20190823/20/wriver-orange2011/a9/aa/j/o0606108014548523021.jpg?caw=800)
あらすじは、
双子として仲良く育った二人の少女
夾竹桃はこの家の庭に咲いていた
その妹照子がある日、
貰いっ子だったと分かり
生みの親の元へと返されます
少女小説 あるある
10年ぶりに再会した照子の父親は
たいへんな財産家で
照子は広大なお屋敷のお嬢様として
使用人に囲まれ暮らし始める
少女小説とってもあるある
しかし、生みの母はすでに亡く、
新しい継母が迎えられ
照子は厳しい継母に育てられる事になる
少女大好物
そんなある日
事業に失敗した父は継母と照子を残して
アメリカへ渡り、
照子と母との極貧生活が始まる
少女ハマるハマる
母が、「泣けた。😢」
と言ったその場面はどこだろう?
そして私は、
どこで泣くのだろう?
まだ泣けないよね、と思いつつ
その涙のシーンを楽しみに読み進むと、
ついに来ました❗
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20190823/20/wriver-orange2011/67/db/j/o0606108014548523028.jpg?caw=800)
二人の暮らしは困窮を極め
その日の食事にも事欠くようになる
たった一個の玉子を手に入れ
作った玉子焼きを
照子の弁当にだけ入れ、
継母は白飯だけの弁当を食べていた
それに、照子が気づいた時、
継母の本物の愛を理解し
涙が溢れ、継母に感謝する┅
少女小説、安定の着地!
ちょっと泣けたけど、
それほどでもないよ、お母さん
と、
正直に感想を述べたら
母はなんと言うかな(笑)
少女時代に読んだ同じ本を、
還暦過ぎたあなたの娘が
やっと読了したよ🎶
どうしたものか、
あなたの娘は案外
けろっとしていたよ