ここでは、それぞれの駒の名前と動かし方を説明いたします。

「王将」(おうしょう)、「玉将」(ぎょくしょう)

一文字で表す場合は「王」「玉」と表します。
先手と後手どちらも同じ駒を使用しますが、将棋において、最も大切な駒である「玉」は「王将」と「玉将」と駒の表記が異なりますが、駒の価値や性能は同じです。
一般的に上位者が「王将」を使用します。
棋譜に表記する時や新聞等に掲載されている局面図には「王」は用いられず、どちらも「玉」で表記されています。
玉は自分のまわりに1つずつ動けます(下図の赤丸の部分)。
裏は無地で、成る事はできません。
なお、この駒が動ける範囲(赤丸の部分)を「駒の利き」と言います。
駒音高く美しく【将棋小説】-玉

「飛車」(ひしゃ)

一文字で表す場合は「飛」(ひ)と表します。
成ると、「竜王」(りゅうおう)。略して「竜」(りゅう)になります。
表記によっては龍(龍王)となることもあります。
飛は、縦横にいくつでも進めます(下図の赤丸の部分)。
ただし、他の駒を飛び越すことはできません。
利きに味方の駒がある場合はその手前まで。敵駒は取ることによりその場所まで。
竜になると、飛の動きに加えて、斜めに1か所ずつ動けるようになります(下図の青丸の部分)。
駒音高く美しく【将棋小説】-飛

「角行」(かくぎょう、かくこう)

一文字で表す場合は「角」(かく)と表します。
成ると、「竜馬」(りゅうま、りゅうめ)。略して「馬」(うま)になります。表記によっては龍馬となることもあります。
角は、斜めにいくつでも進めます(下図の赤丸の部分)。
ただし、他の駒を飛び越すことはできません。
利きに味方の駒がある場合はその手前まで。敵駒は取ることによりその場所まで。

馬になると、角の動きに加えて、縦横に1か所ずつ動けるようになります(下図の青丸の部分)。
駒音高く美しく【将棋小説】-角

なお、飛車と角は、性能の強さから「大駒(おおごま)」と呼ばれています。

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