前回の記事では、
「文章力がないと無理だと思っていたけど、実は違った」
そんな気づきについて書きました。
今回は、薬剤師の経験が実際にWebライターでどう生きたのかをお話しします。
Webライターでも、その経験がそのまま生きていた
記事を書き始めて、一番驚いたことがありました。
Webライターに求められているのは、専門知識を並べることではありません。
読者に「伝わるように書くこと」でした。
実際に医療記事を書いてみると、その違いを何度も感じました。
例えば、「起立性調節障害」という病名だけでは、初めて聞く人には症状をイメージしてもらえません。
そこで、「朝起きられない」「立ちくらみが続く」といった身近な言葉に置き換えて説明しました。
すると、「そういうことなんだ」と、読者に理解してもらいやすくなったのです。
これは服薬指導とよく似ています。
薬の名前や作用を専門用語で並べるだけでは、患者さんは安心できません。
その人に合わせた言葉で説明して初めて、「自分はどうすればいいのか」が伝わります。
専門用語をそのまま使うのではなく、相手に合わせて言葉を選ぶこと。
この点は、服薬指導とWebライターの仕事によく似ていました。
情報が正しいだけでは、読者の役には立ちません。
わかりやすい言葉で届けてこそ、初めて「自分のことだ」と感じてもらえる記事になるのだと思いました。
薬剤師として当たり前に続けてきたことが、Webライターでは大きな強みになっていました。
薬剤師だからこそ書ける記事がある
Webライターを始める前は、「ライターなんだから、みんな同じスタート」と思っていました。
でも実際には、それまでの仕事や経験が、その人だけの強みになります。
私たち薬剤師にも、仕事を通して身につけてきた視点があります。
例えば医療記事では、「この表現は誤解されないかな」「副作用だけを強調すると、不安にさせてしまわないかな」と自然に考えます。
転職記事では、現場で働いた経験があるからこそ、仕事内容だけでなく、職場の雰囲気や働く人の気持ちまで言葉にできます。
どの記事でも、最後に考えることは同じでした。
「これ、ちゃんと伝わるかな?」
この視点は、薬剤師として働く中で自然と身についていたものです。
最初から上手な文章が書ける必要はありません。
私も最初は、何度も書き直していました。
でも、相手の立場に立って考え、「どう書けば伝わるだろう」と向き合う力は、すでに仕事の中で育まれていたのだと思います。
だから私は、薬剤師だからこそ書ける記事があるのだと感じています。
だから私は、「薬剤師の経験は武器になる」と思えた
私も最初は、「薬剤師の経験しかない私に、ライターなんてできるのかな」と不安でした。
でも、一歩踏み出して記事を書いてみたことで、毎日の服薬指導や患者さんとのやり取りで培ってきた力が、そのまま生かせることに気づきました。
薬剤師として続けてきたことは、自分では当たり前に感じてしまうものです。
でも、その経験を必要としている人は、きっといます。
もしライターに興味があるなら、今日ひとつだけやってみてください。
患者さんに説明するとき、
「どんな工夫をしていたかな?」
それを3つ書き出してみましょう。
書き出してみると、自分では当たり前だった経験が、実はあなただけの強みだったことに気づけるはずです。
その3つが、あなたにしか書けない記事の種になります。
私も最初は気づいていませんでした。
でも、振り返ってみると、毎日の中にヒントはたくさんありました。
まずは、自分の強みに気づくことから始めてみませんか。
もしあなたにも、「患者さんへの説明で工夫していたこと」があれば、ぜひ教えてください。
私も、ほかの薬剤師さんがどんな工夫をしているのか聞いてみたいです。