まずはイスラム教のルールとその理由をみていく。
イスラム教のルールである禁酒の理由
→酒を飲むことで、水が欲しくなり、sexがしたくなるから。
砂漠気候において、水は貴重な資源であり、水がなくなることは死活問題のため。
また、sexをすると子供が生まれ、資源の少ない砂漠気候においてはこれも問題となる。
豚肉の禁止
→家畜として飼育する豚は食料に人間が食べるものと同じものを与えなければならないため。(例えば小麦やトウモロコシ)
これにより人間が食べる食料が減ることは砂漠気候においては大問題である。
牛がOKな理由は飼育の際、人間とは別の食糧を与えるためである。(牧草など)
女性の素肌禁止
→性を刺激しないため
イスラム教において女性は基本的に素肌をさらすことを禁止されている。
これは酒と同様に男性の性を刺激しないためである。
次にイスラム教の特徴を見ていく。
イスラム教は非常に戒律が厳しいという特徴がある。
キリスト教は信仰心が大事だといわれ、行動は信仰の次である。
(例えば、カトリックは聖書には書いていない免罪符の発行、禁止事項であった偶像崇拝などを行ってプロテスタントと分裂した。)
イスラム教においては信仰よりも行動が重視され、戒律は絶対なので、ルールを破ることは起こらない。
よってイスラム教徒は上記の砂漠気候に適したルールを絶対に守らなければならないのである。
もしキリスト教徒が砂漠気候に存在していたら行動は信仰の次なので、ルールを破るキリスト教徒が表れ、資源を失うことになるだろう。
最後にイスラム教が一夫多妻制をとっている理由についてみていく。
一夫多妻制における人口の増減への影響は現在わかっていない。
なので上記のルールの理由となっている、子どもを作ることで資源を失うということはない。
また、イスラム教は一神教である。(唯一神アッラー)
一神教は一人の神が絶対的な存在のため、ほかの宗教ともめやすく、戦争を起こしやすいという特徴がある。
(キリスト教VSイスラム教の十字軍遠征など)
戦争により、多くの男性が徴収され兵士として戦い、死ぬ。
これにより人口における男性の比率が下がるのである。
よって女性が余らないように一夫多妻制という仕組みを採用したのである。