■それ、残念ながら、自分のこと大切にできてないよ、、、

「ほら。
スイーツ食べさせてあげたんだから
喜びなさい」

とか

「ほら。
欲しいって言ってたやつ
買ってあげたんだから
喜びなさい」

とか

喜びそうなものを
自分に与えて

一番大事なことを
スルーしたまま
自分を大切にしているつもりに

なっていたなあーーーー

と
以前の自分を
思い出しながら

書いてみました。

自分をどんどん許せる生き方レッスン
心理カウンセラー／卒病コーチ／公認心理師の
古庄由佳です。

さて。
本日のテーマは、こちらです。

あなたは、
「自分を大切にしましょう」と言われると
どんな感じがしますか。

「自分を大切にしていいんだー」と
ホッとしてうれしくなったり、
心がゆるむ感じがしたりする方もいれば、

「自分だけを優先すること」や
「自分の言い分だけを通すこと」を
イメージして、
なんとなく抵抗を感じる方も
いらっしゃるかもしれません。

でも、

私がお伝えしている
「自分を大切にする」は
「自分だけを優先しましょう」とか
「自分の言い分だけを通しましょう」
なんてことでは、
もちろんありません。

それどころか

本当の意味での
「自分を大切にすること」は

「自分も相手も大切にすること」
だと、私は考えています。

自分を大切にする手段は
いろんな方法が
あっていいと思いますが、

その中でも
欠かせないのが

「自分の＜気持ち＞を
大切にすること」
です。

悲しいなあ
さみしいなあ

も

うれしいなあ
楽しいなあ

も

不安だなあ
なんか嫌だなあ

も

うらやましいなあ
少し休みたいなあ

も

「ああ、そうなんだね」
と
そのまま受け止めてみること
です。

「だから、どうする」と
「だから、どうしてほしい」は、
いったん、おいといて。

まず今の気持ちを
「ああ。そう思うんだね」
を受け止める。

そして、
「どうしてそう思うの？」と
自分の心の
もう少し奥に耳を澄ます。

心の奥から届く声を
受け取って

「ああ。だから、
そういう気持ちになったんだね」
と、自分を理解する。

これが、
自分をわかってあげること
です。

自分の気持ちを受け止めてくれて
自分をわかってもらえると
自分が大切にされたなーと
感じます。

私って大切にされる存在なんだなー
と、自分自身が
感じることができます。

それが、
本当の意味での
自分を大切にすること

なのです。

私たちは
つい

「（こんな気持ちになった）
だから、どうするか」

と

「（こんな気持ちになった）
だから、どうしてほしい」

を
自分に叶えてあげる（与えてあげる）ことを
自分を大切にすることだと
思って

それをなんとか自分に
与えよう
と動いてしまいがちなのですが、

そっちばっかり
やっちゃうと、

（こんな気持ちになった）

の部分を
無視しちゃうのです。
スルーしちゃうのです。

なんなら、

（こんな気持ちになった）
の部分を
あんまり感じたくないから

「だから、どうするか」
と
「だから、どうしてほしい」

ばかりに
フォーカスしちゃったりする。

そうすると
自分は

「無視されたーー」
「私をみてくれないーー」

と
感じてしまうわけですね。

もう一人の自分は、

私の気持ち
ぜんぜん見てくれないなあ

って思っているのに、

ほら。
スイーツ食べさせてあげたんだから
喜びなさい

とか

ほら。
欲しいって言ってたやつ
買ってあげたんだから
喜びなさい

とかで

自分を大切にしてるアピール
されてもねえ、、、

なーんて
思っちゃうかもしれませんね。

（あは。これ
以前の私がやっていたことね、、、）

というわけでね、

「自分を大切にする」に
欠かせない第一歩は、

自分の気持ちを受け止める、
寄り添う、わかろうとする。

です。

これができるとね、

自然と
相手の気持ちも

「ああ、そうなんだね」
と受け止められるようになるし、

「どうしてそう思うの？」
と相手をわかりたくなる。

こうやって
自然と相手のことも
大切にしたくなるのが

本当の意味で
自分を大切にできている人の
特徴なのです。

自分の気持ちを無視していると
自分が自分に大切にされていない
と感じるので

必要以上に
「だから、どうする」や
「だから、どうしてほしい」が
すんごーく重要になります。
こだわりたくなります。

そこから

「私を優先してほしい」
「私の言い分を聞いてほしい」
などの思いが強くなって
相手をコントロールしたくなっちゃう。

で、同時に
そんな自分を嫌になっちゃったり
するわけですね。

だから