■アイツのすべてにイライラするぜ！

私が

ついこないだまで
すごーーーくイライラしていた話を

聞いてください。笑

自分をどんどん許せる生き方レッスン
心理カウンセラー、公認心理師の
古庄由佳です。

一昨日は、夏至でしたね。

一年で一番、
昼の時間が長かった日。

陰陽論で言えば
陽が極まって陰となる、
陰陽が反転する日。

そんな日に
私の価値観も
見事に反転した話を

今日はしてみたいと思います。

あ。
タイトルで
「アイツのすべてにイライラするぜ！」
と書いた

「アイツ」とは
夫のことです。

ということで
今回は、
赤裸々夫婦ネタでございます。笑

私たちは、よく
「仲が良いですねえー」
と言われたりもするのですが。

（そしてまあ、実際に
仲が良いほうだろうとも
思うのですが。照）

最近の私は、
「夫の共感が足りない！！」
と、
えらくプンプンしておりました。

私：「こんなことがあってね、
どうしようかなあ」

夫：「ほー。そしたらこうしたらいいじゃん。
ダメだったらああしたらいいんだし」

私：「でもさあ。。。
こういうことが心配だなあと思って」

夫：「そんなの考えてもしょうがないじゃん。
時間のムダムダ！」

こういう会話で
私がムカーーーーっ！！とする
パターンが
何度かありまして、ですね。

いやさ。そうなんだけどさ。
共感ゼロかよっ！！！

なんていう不満が溜まって

「共感してくださーい」
「共感してくださーい」

と
共感クレクレお化けに
なっておりました。

そうこうしているうちに
だんだん他のところにも
イライラしてくるんですよ。

夫が食器を洗ってくれても

「なんか雑っ！！
もっとキレイに洗ってよー」
とか。

（洗ってくれてるのに、この態度。笑）

夫が
モノを置くときに
投げたりするのがやだっ！
とか。

あれにもこれにも
イライラしちゃって
もーーーーーーーー！！！！

みたいになっていましてね。

さすがに
これは夫じゃなくて

私が私にイライラしているんだろうなあ
と思って

立ち止まってみることに
したんです。

夫婦のパートナーシップで
相手にイライラや不満が出る場合

●相手に勝手に何かを期待していて
察してくれて、それを叶えてくれるのを
待っているパターン

（大切にしているなら
〇〇してくれるはずでしょ！みたいに
相手の言動で
自分の価値を確認しているケースも
ありますよね）

とか

●相手に、別の誰かを
投影しているパターン

（投影については
また別の機会に）

とか

いろいろあると
思うんですけど、

私の経験上、

こんなふうに相手へのダメ出しが
止まらなくなる場合は、

「自分が否定しているところを
相手が見せてくれているパターン」

が多いのではないかなと
思います。

で。私も
考えてみた。

「私は自分の何を
否定しているんだろう？」と。

でも、この問いじゃ
よくわからなかったので

「私が大切にしてなくて
相手が大切にしているものは
なんだろう？」

という質問に変えてみた。

そうしたらね、
見えてきました。

それは、
「はやさ、スピード感」
でした。

私は、もともと
のんびりゆっくりさん
なので

どんどん行動していける人のことは
すごく羨ましいと
いつも思っているのですが、

心のどこかに

「はやくて雑なのよりは、
ゆっくりでも丁寧なほうがいい」

という価値観を
持っていたんですよね。

で。

「夫は、〈はやさ〉を
大切にしているんだなああ」

とわかったら、

ストンっと
納得がいきました。

私は
私の価値観を大切にしようとするあまり、
いつの間にやら
＜はやさ＞の素晴らしい点まで
否定してしまっていたんですね。

はやくすると
雑になっちゃうから
ダメ！！！

みたいな、ね。

（雑にならないことも
たくさんあるのにねえ。

「はやくて丁寧だなんて
私にはムリっっ＞＜」

ていう決めつけも
あったんでしょうね）

ちなみに言うと、

夫が持っている
決断や行動の＜はやさ＞は、
何かを成し遂げていくために
必要なもの。

これって
男性性が担当しているものです。

そう考えてみると
最近の私は

自分の男性性の足りなさに
イライラしてたんだなあと
わかりました。

（私の中の
男性性と女性性のバランスが
崩れていた、ということですね）

いまの自分には
決断して行動するスピード感が
必要なことは
どこかでわかっているのに

「わかっているけど、認めたくない！！！」

な状態が続いていて、

それを夫が
目の前で見せてくれるので

イライラーーーーーーっ！！
としていたんだなあ
と。

「そっか。
＜はやさ＞は得意じゃないけど
必要だし、素晴らしいものだよねっ！

私もこれからは
もっとスピード感を
大切にしてみよう！！」

と決めた瞬間、

一緒に過ごしている
夫へのイライラが
スーーーーーーーっと
消えていきました。