たとえば
心や体の不調でお休みすることになったとして
せっかく元気になって復帰するとしても
前と同じ働き方をしたら
またしんどくなってしまうかもしれませんよね。
だとしたら
それは
元に戻ろうとするタイミングではなく
新しい生き方を
インストールしていく
タイミングなのではないでしょうか。
心理カウンセラーの
古庄由佳（うさこ）です。
私は、20代のあるとき
腎臓の病気になりました。
休職をして、約２ヶ月間の入院。
治療によって
すっかり体調がよくなった私は
元の職場に復帰しました。
が、以降５年間のうちに
何度も再発して、ひどい時には再入院も。
服用していた薬の量はどんどん増え、
このままでは薬が効かなくなってしまう、、、、
「とにかく頑張るのをやめなさい」
医者には何度もそう言われるのですが、
「頑張るのをやめる」がわからない私は、
「もう二度と再発したくない」と
不安いっぱいになりながらも
同じことを繰り返してしまっていました。
今思えば、それは、
「生き方を変えるタイミング」
だったのだと思います。
同じ生き方しか知らないまま
元の自分に戻ろうとしていたから
行き止まりを何度も経験していたのでしょう。
では、生き方を
どう変えればよかったのでしょうか？
たとえばそれは、
「思われたい」で自分を動かす生き方から
堂々と自分を許した生き方へ。
私の場合は
そんな新しい生き方が
必要だったのでしょう。
役に立つ人だと
思われたい
優秀な人だと
思われたい
一緒にいると楽しい人だと
思われたい
誰だって
こういった類の
「思われたい」には
心当たりがあると思います。
ただ、
その「思われたい」の土台に
欠乏感があるとき
「思われたい」が叶うことこそが
自分の本当の望みだと
勘違いしてしまう。
「思われたい」が叶うと
とてもうれしくて
もっともっとと求めてしまう。
いつしか
欠乏感を埋め続けることを
人生の目的にしてしまう。
「もっともっと役に立ちたい」
「もっともっと優秀になりたい」
「もっともっと楽しませたい」
まるでそれは、
思われたい依存。
もちろん
自分の心からの望みではないから、
頑張れば頑張るほど
人生を苦しくしていくのだけど
自分ではなかなか気づけない。
私はこれを
喜びのズレ、と呼んでいます。
やりたいこと、好きなことをしているはずなのに
ストップがかかる。
病気や不調の裏側には
この喜びのズレが
関係していることも多いのです。
そういうときに
まず気づくべきは
欠乏感のもとになっている
自分への勘違い。
だけど、
自分ではなかなか気づけないものだからこそ
「そっちは行き止まりだよ」と
体が教えてくれるのかもしれませんね。
「思われたい」で動かす人生から
堂々と自分を許した生き方へ。
あなたがもし
かつての私のように
繰り返す問題にうんざりしているのなら
それは、今がまさに
「生き方を変えるタイミング」
なのかもしれません。
あなたはあなたのままで
パーフェクト。
そのままで許されている自分を
思い出していきましょうね。
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