またポータルサイトから離れてしまうのですが…
日本語って難しいですよね。

先日も、ある後輩に
「本来なら●●すべきところだけど、
今回はNGだから気をつけてね」

とメールで伝えたところ、

「●●するつもりは毛頭ありません」

という返事が…。

「心得ていますから安心してください」って
いう意味だったのかもしれませんが、
私が本来●●すべきと思っていることまで
「もともとそんなつもりは毛の先ほどもありません」と
否定されたように感じ、
ちょっとムッとしてしまいました。

これって私が細かいだけ?
それとも、あえて嫌味を言われたの???

…。

書店にて、「日本語 語感の辞典」を見つけた時、
ふとそんなことを思い出して、購入してみました。

ライターうさこがポータルサイトを立ち上げるまで★-語感の辞典

残念ながら、「毛頭」については
書かれていないようなのですが、
似ている言葉の微妙なニュアンスの違いや、
最近の使われ方の変化など…
読み物として楽しめる辞典です。

たとえば、「離れ離れ」と「別れ別れ」。

■離れ離れ
互いに離れて過ごす意で、
会話にも文章にも使われる和語(中略)
「別れ別れ」に比べ、ばらばらになる点に中心がある(後略)。

■別れ別れ
一緒にいた人たちが別々に暮らすようになる意で、
会話やさほど硬くない文章に使われる和語(中略)
離れ離れに比べ、別れる辛さが意識される。


へぇー!

そういえば、結婚してからちょっと気になる、あの言葉。

「ご主人は…?」と聞かれ、
「うちの主人は…」とつい答えた時など、
「私の夫に“主人”って言葉は似合わないな~」
なんてつまらない違和感を感じたりして(笑)。

■主人
(1)省略
(2)妻が夫をさして他人に言う時に会話でも文章でも
使われるやや古風な漢語。
従来は慣用として抵抗なく用いてきたが、上位者という
ニュアンスが気になり、近年この語の使用を控える
女性が増えている。「夫」と換言する例も多いが、
相手はその後を使えないため、とまどうことになる。

なるほど~。
ちなみに、夫は私のことを「嫁」と連呼します。

■嫁
結婚相手の女性、特に、息子の妻をさし、会話やさほど
硬くない文章に使われる古風な和語(中略)。
単に「嫁」として、自分の妻をさす用法もある。
家制度の連想が強く…(後略)。

■妻
夫から配偶者をさす和語で、
現在では最も一般的な語(後略)。


実態は、お皿洗いも洗濯もすすんでやってくれる現代的(?)な夫。
でも、心の中では“亭主関白”に憧れを抱き続けている夫。

ふふーん。
あえて、“妻”ではなく“嫁”と連呼する夫は、
憧れを表現しているのかも(笑)

なんて、時間を忘れて脱線していけるのが
この辞典の楽しいところなのでしたドキドキ