彦島~門司を繋ぐ | Natural★Flow 

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福岡県北九州市在住フリーライターのブログ。

いろいろな人や情報と出会って感じたこと、伝えたいことを綴ります。

自分のココロに忠実に、書きたいことをありのままに…。

三人展を一緒にしている久子さんが、
1月に書道家のゼンちゃんと展示会を開く。
会場は三人展と同じ、門司のジラソーレ。

展示会では石に字を書くため、拾いに行くという。
ワークショップ用に買ってきた石も合わせて、神社でお祓いをしてもらう。
彦島八幡宮に正式参拝をするので、3月末の三人展もあるから、
一緒に行こうと誘われた。

彦島は、ちょうどジラソーレから見える海の先にある。
手帳を見ると、取材予定がズレて、ぽっかり空いていた13日。
生まれて初めて、下関の彦島に行った。

娘の耳当てを拝借し、温かい紅茶も持ち、寒さ対策万全で出発!
この日の彦島は晴天に恵まれ、雲ひとつない青空が広がっていた。

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なんてきれいな海!
水が、びっくりするほど澄んでいた。

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海水で石を洗うとき、膝までまくりあげて海水に入った。
思ったほどは冷たくなくて、海底の砂がほんのり温かい。
とっても気持ちがよかった。
太陽の光と、循環する水の力を感じ、しっかりエネルギーをチャージした。

石洗いをしているときに、地元のおじさんに声をかけられた。
「あんたたち、何をしてるの?」
「展示会で使う石を清めているんですよ」
「どこから来たの?」
「北九州からです」
「彦島の海はきれいだからねー。学生かね。」

ゼンちゃんは確かに若いが、私たち40代、50代に向かって、学生とは!?
イベント準備のために学生が何かやっている、と腑に落ちた様子。
怪しむ気配もなく、おじさんはそのまま去って行った。

受け答えがしっかりしていれば、一見奇妙な行動をしていても、
怪しい人とは思われないもんだなぁ~と思った。

石洗いを終えて、彦島八幡宮へ向かった。
龍宮城みたいな神社だった。

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大切にされ、手入れの行き届いた神社だった。

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早めに着いたので、境内を散策。
ペトログラフがあった。

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鶴と亀。

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お祓いをしてもらう前に、石を手水で流してきれいに拭いた。
数人の参拝客が通ったが、一生懸命作業していたせいか、
ここでもあまり怪しまれなかった。(と思う…)

大量の石を白い布で包み、3人がかりで運び込む。
宮司さんは重い石包みを一人でひょいっと抱え、神前に捧げた。
大切に扱われ、地球のかけら(石たち)は大喜びだった。
展示会の成功を祈願し、滞りなく参拝を終えた。

その後、彦島の「ふく田」でランチをした。
行き当たりばったりで入ったお店だったが、大当たり!
びっくりするほど品数が多く、コーヒー・デザート付きで1000円。
お腹がパンパンに膨らんだ。

このまま帰ろうかと思ったが、まだ時間と元気があったので、
門司の瀧の観音寺に行った。
瀧の観音寺は、会場のジラソーレをはさんで彦島八幡宮と一直線に並んでいる。
どうしてもこのラインを繋ぎたかった。

久子さんとゼンちゃんは初めての場所なので、
私の口ナビで現地に辿り着いた。
ここに来ると具合が悪くなる人もいるが、
山の懐に抱かれるような感じで、私は魅かれる地。
厳かで凛とした空気が好きだ。

「エネルギーがある。波動が高いね」と久子さんから言われ、
故郷を褒められたようにうれしかった。
久子さんが声を出して磁場調整をすると、辺り一面が明るくなった。

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瀧の観音寺に来たのは4回目。
めったに人とは会わないのに、この日は5人と会った。
宅配に来ていたお兄さんは、うちにも来たことのある人だった。
最後にすれ違った人から、
「ここで5人も会うなんて珍しい。何かあったんですか?」
と聞かれたくらい。
私も同じことを聞きたいよ~(笑)。

午後4時。
すべての任務(?)を終了し、帰宅。
まったく疲れは感じなかった。

なんだかうれしくて、ご機嫌モードのまま、
仕事のメールチェックを済ませ、
掃除をして、娘の弁当と夕食を作った。

先週、紫川の源流に行ったときと同じような感覚。
空、海、石、山、水、大地のエネルギー。
偉大なる循環を感じ、大自然と交流した喜び。

この流れを自分の内側にいつも感じながら、
一つひとつの仕事をしていこう。

エゴ、しがらみなど、絡まったひもを解き、
大きな繋がりにゆだねていれば、
常に新しい流れがやってくる。