週末の予定 | ライター海江田の 『 シラフでは書けません。 』

週末の予定

今日は、川崎フロンターレ vs 名古屋グランパス@等々力陸上競技場。
今季初、J1の試合取材だ。
前節、湘南ベルマーレとド派手な打ち合い(4‐4)を演じた川崎と、小倉監督率いる名古屋。
どんなゲームになるんだろう。楽しみ。

明日は、HUB八王子店でロアッソ熊本 vs 東京ヴェルディを観戦する。
アウェーに行けない代わりに、ヴェルディを応援してくれている店の様子を、SBGでレポってみようという試みである。
急な申し出にもかかわらず、どうぞやってみてと取材許可が下り、助かった。
まあ、ふつうにお金払ってサッカー観るだけですけどね。
近場にあるのに、初めて行くんだよ。

●掲載情報
【無料記事】【フットボール・ブレス・ユー】第1回 一瞬から流れ出す時間(2016/03/02)
平本一樹、J通算400試合出場ですよ。
能力は評価されていたが、これほど息の長い選手になるとは、当時の彼を知る人ほど予想できなかったんじゃないかな。
オッズの設定は、今季のプレミアリーグ、レスター・シティの躍進といい勝負。
優勝しちゃえ。
どちらもフットボール・ロマンだ。

【無料記事】【この人を見よ!】vol.2 左のスペシャリストとして~DF6 安在和樹~(2016/03/09)
SBGを開設してよかったなと思うのは、こういう記事を出せることですね。
いくらレギュラークラスでも、ディフェンスの選手はなかなか書く機会がない。
3年前の春、人工芝グラウンドを通りかかって、きれいなキックをする選手がいるなと見ていたら、FKの練習をするルーキーの安在和樹だった。
あの美しい軌道は目に焼きついている。
今年は毎日、居残ってFKの特訓をしているよ。
そろそろ一発あってもよさそうな。

『フットボール批評』issue10(カンゼン) 3月7日発売
「ファジアーノ岡山 創設記 地方クラブの雄が築いてきたもの、見据える未来――」を寄稿。
扉の写真が大迫力。ご一読いただいたあと、もっかい扉に戻って眺めてほしい。
よくぞここまで、すごいなあ、と僕は心から思った。
勝負の今年、あとは武運がありますように。

外の世界にきちんと目を向けたうえで、現在の東京ヴェルディの在り方、組織づくりを是とするなら、それもひとつの考え方だろう。
ただひとつ、よく言われる地方クラブと首都圏のクラブの違いは事実としてあるが、そんなのは言い訳だよ。
たとえば、岡山の基軸である「人を大切にすること」、「情理を尽くして説くこと」、「クラブを社会の公器として扱うこと」においてどんな違いが?
「多様性は組織の強さの根源。さまざまなタイプの人が活躍できる組織のほうが全体のパフォーマンスは上がります」
と語る木村社長は、周囲からすさまじいプレッシャーを受けながら結果を出している。
ここ数年、チームの成績、入場者数は横ばいながら、毎年7000~8000万の増収を目標に、着実にクラブを成長させてきた。

この点、ヴェルディの場合、プレッシャーは弱いと僕は感じるね。
本当はもっと力があるかもしれないのに(限界の可能性もあるけど)、そのぬるさが成長を阻害しているようにも思う。
一方、現場のプレッシャーは相当だよ。
冨樫監督が背負っているのは今季の成績だけではない。
はたして、ヴェルディの育成理論は正しかったのか。
集団として、トップのレベルに通用するものだったのか。
土のピッチから始まり、連綿と受け継がれてきたすべてが、双肩にかかっている。
これまで育成に携わってきたアクの強い指導者たちの眼が、仕事ぶりに注がれている。
冨樫監督は自分こそがその大役に適任だとは思っていないんだ。
そんな思い上がった考えを持つ人ではない。
でも、やるしかないんだよ。

僕はわりと気長に羽生社長のやり方を見てきた。
成長曲線がお寝んねのいま、ここらでやり方に変化を加えていこうかってのなら俄然興味を惹かれる。
岡山の方法論はまねできないにせよ、近隣の川崎フロンターレやFC東京のトップのように、ひとりでも多くの人にヴェルディのサッカーを見てもらおうと街頭に立つ、ドブ板を踏むとかさ。
それだったら僕は、あらゆる媒体に掛け合って、ページをぶんどってくるよ。