謎めいて、立川 | ライター海江田の 『 シラフでは書けません。 』

謎めいて、立川

鳥栖戦は引き分けに終わった。

めそめそしていても気が晴れないので、日曜、立川ルミネの屋上でボールを蹴る。


東京ヴェルディ1969フットサル大会IN立川。

COMPANEROの一員として参加する。

柴崎町の不発弾、今日こその意気込み。


我がチームは達者がそろっている。

よって僕は、秘密兵器として謎めいた存在でいられる。

向こう2年くらいは持つだろう。


3位決定戦を前に、僕は言った。

「俺には、ボール以外のものを集めてくれ」

ボスはそれを受けて言った。

「みんな、聞いての通りだ。彼にはパスではない何かを。それは個人の自由とする。さァ、勝とう」


ちくしょう。本心じゃないのに。

仕方ないので、マイボール自給自足。

必死に、ボールを追った。


3位となる。

めでたい。