だるま | ライター海江田の 『 シラフでは書けません。 』

だるま

つつがなく新年を迎え、クラッキにちょいと顔を出し、近所の諏訪神社へ。

露天商のだるまに目が止まる。


きょうびのだるまはカラフルだ。

緑のだるまもあった。

色によって異なる願掛けの種別は「勝利」となっている。

まさに、おあつらえ向き。

よくできた話だ。


およそ体長7センチ、手のひらサイズを持ち上げてみる。

「これ、いくらすか」

「1500円」


高すぎる。

言葉を失った。


おじさんは強烈なぼったくりオーラを発していた。

だいたい値札をつけていないのが怪しい。

新年早々のめでたい空気に便乗して、成り立つ商売だ。


僕はいいカモだった。

正月の三日あたりならともかく、いまは向こうが強気になれるとき。

駆け引きを許さない空気があった。


かといって、こういうものはノリを大事にしないといけない。

またいつか、は永遠の別れを意味する。

本や映画も同じく、読みたい見たいと思ったときに行動しないと機を逸する。

ま、いいか、と代金を支払った。


そして、元旦の国立。

ベレーザの三冠がまぶしい。


今年の目標。

言わずもがな、J1復帰。

一行も書けていないのに「もう、見えました」とかウソをつかない。

これは毎年、スカッと生きる。

だるま