日本では去年からアウトブレイクしたCOVID-19。
流通が滞ったりすれば、
日々の食卓にも影響が出るのではないかとの懸念から、
春先から庭先野菜を育ててみました。
ところが、
いつしか葉に白い粉のようなものが付き始め、
みるみる広がって…。
原因はうどんこ病と呼ばれるカビの一種であることが分かりました。
その後水酸化カルシウムを辺り一面にまいて様子見。
結果、近くに植わっていたバラも元気に芽吹いています。
土壌のpHがこんなにも影響があるものかと、ちょっと驚きです!
(もちろんカビについて詳しいわけではないので、
どのような作用機序によりカビの発生を抑えられたのかは不明です)
水酸化カルシウムといえば、
昔から住宅の壁などにも使われる馴染み深い物質。
(株)関西ペイントと長崎大学との共同研究により、
SARS‐Cov‐2への効果もあることが実証されています。
人体にとっては取り扱いに注意が必要なものの、
建物内の壁や床や天井など、簡易的なシートなどを貼れば
抗ウイルス効果を発揮してくれるのではないかと考えるのは浅はかなのでしょうか。
効果の持続時間も関係するかもしれませんが、
水酸化カルシウムそのものは大変安価なため、
定期的に取り換えることもそう難しくはないと思われます。
COVID-19患者を扱う施設内や多くの人が行きかう場所等で
水酸化カルシウムが活用できる場がないか、検討の価値はあるかもしれません。