今や、ネットワークを通じて自分の権限内にはない他人の個人情報を搾取することは、
他愛もない事の一環…とでも言わんばかりの勢いで増え、
それを実行するかどうかは単なる個人の良心任せになっているのかもしれません。
ですが、
もしオフィスにある自分のデスクの引き出しを
他人が勝手に開けて作業途中の仕事をグチャグチャにし、
しまっておいた書類を盗まれていたとしたら…
また、
もし自分の家の鍵が何者かによって壊され、
土足で侵入された上に部屋の中を荒らし破壊したうえに、
盗聴器や盗撮機を仕掛け、録音・録画し、
一部だけの事実を利用して虚偽を流したり、
“なりすまし"に悪用しているとしたら…
これはれっきとした犯罪でしょう。
これにより、リペアの為に費やされる無駄な時間や労力、電気代、無駄なコストがかかり、
仕事がストップさせられると、実際、得られていたはずの収入さえ失う結果となります。
また、被害者とその関係者に多大な心理的ストレスを与え、
職場全体の生産性の低下を招くことにもなります。
自宅への無断侵入など言語道断で、そうした行為を是認する人などいないはずです。
これらの行為を繰り返す犯人は、
恐らく搾取した情報を基に次なる犯行を計り、
自らの密かな目的を遂げようとしているのかもしれません。
もし組織的に行っているのであれば、その疑いは極めて濃厚。
リアルな犯行へと突き進むのかもしれません。
仮に、そこまでの計画はないとしても、
被害者が不愉快な思いをしたり、脅えたりすることを目的とし、
それを見て喜ぶサディスティックな感覚の持ち主なのかもしれません。
いずれにせよ、こうした犯行は極めて危険な行為であり、
実際、今のパンデミック下において終息への糸口となるかもしれない有用な情報を歪曲、
もしくは、ストップさせるなら、その損失は国内だけに留まらず、
世界中への甚大な打撃を与えるでしょう。
凶悪犯罪が増加傾向にある今日の世界。
個々の人の権利が一層保護される個人情報保護法の整備や、
平和を願う人々が安心して自由を楽しめるを社会を構築していきたいものです。