夏になると多く発生する蚊。
小さく、とても繊細な体つきをしていながらも、その影響は極めて大。
近年では蚊が媒介するウイルスによる病気もよく耳にするようになり、
蚊に刺された後の不快感も一層増したように思います。
そんな最中、我が家に一匹のお客さんが登場しました
と言っても、初めて見たときは、とてもとても歓迎できるような方とは思えず、
お会いした瞬間は、「ギャー」
と叫びたくなるお客さんです。
それもそのはず。音も立てずに勝手に侵入してきたただけでなく、
その形相といえば、凝視するにはかなりの勇気が求められる、
そんな風貌だからです。
では、その方を以下にご紹介しましょう。
いかがですか？
ギョッ
とせずにこの写真を凝視できた人には、「すごーい！」との賛辞を送ります。
それにしても、家の中で見る虫というのは、あまり気持ちのいいものではありません。まして、それが10センチ以上もあるような大型であれば尚のこと。
ただ、この「アシダカグモ」さん、害虫ではないとのことで、
家の中の衛生害虫である、蚊やハエ、ゴキブリなどを捕食してくれる益虫なのだそうです。それに、人間の食物の上を歩き回ったり、天井に巣を張ったりすることもないそうなので、お利口さんなクモなのです。
実際、このご対面を果たした後は、家の中の蚊がいなくなった気がしました。
（その後、食欲が満たされたのか、すぐに家の中で見かけることはなくなりました）
なので、このことを知ってからというもの、
その形相にはなかなか慣れないとはいえ
、
ほんのちょっと可愛く思えるクモさんとなりました。
この次、またどこかでお会いしたときには、
叩こうとしたり、追い払ったりせずに、
そっと「がんばって～」とエールを送ろうと思います。