本の紹介

 お金があれば何でもできる!

そう思っている方には是非とも読んでいただきたい。

だまされたと思って読んでみて!

 

内容は小説スタイルでとっても読みやすいです。

経済や社会の話をしているにも関わらず、難しい専門用語はほどんど出てきません。

 

主人公は中学2年生の男の子です。

中学生でも読める内容だと思います。

中学生から大人まで幅広い年代が楽しく学べる一冊です。

 

選んだ理由

 本屋さんでふらふらしている時に目に留まりました。

プロローグの最初の一言

『しょせんは10kgの紙切れや』(本文より抜粋)

目の前に札束を積み上げて”ボス”はそういい放ちました。

 

よくもそこまで言えたな!?

その真意、聞いてやろうじゃないか!

お金があれば何でもできるんじゃあ!

 

そう思って購入を決めました。(喧嘩ごし)

 

学び ↓ここから先はネタバレ含みます↓

 これまでお金について深く考えたことがありませんでした。ぼんやりと、金を稼ぐ=生きることであり、仕事はお金を稼ぐための手段だと思っていました。

正社員の時は仕事が大嫌いになって、毎日嫌々、しかたなく働いてました。

 

本書を読んで「お金は後から付いてくる」という、たまに聞く言葉の意味が腑に落ちました。

お金とは物々交換の末にたどり着いた、人と人との贈与のカタチである。

与えること、与えられることに伴ってついてくるもの。

 

そう考えると、仕事に対する考えかたが変わる気がします。

 

自分の無理のない範囲で、人に貢献できることを探して仕事とする。

最低限生きていくには不自由のない時代だから、稼ぎすぎる必要はない。

ということは体調やメンタル壊してまで無理して働かなくてもいいんじゃないか?

とか思いました。

 

 

感想

 私、宮台真司先生の著書『14歳からの社会学』が好きでして。人生のバイブルとしてたまに読んでいます。

『14歳からの社会学』の最初の項目、『1⃣〈自分〉と〈他人〉』の内容はまさに本書で書いてあったような、”ぼくたち”と”ぼくたち”の共通目標である未来について、言葉は違えど同じことを語っていました。

さすが、本の裏表紙に推薦コメントに宮台先生がいるだけあって思考の方向性は同じなんですね。(読み終わってから気づいたけど)最高

社会学者(宮台先生)と元証券マン(田内学さん)、たどり着く考えの先が同じというのはとても興味深いですよね。

 

 

 

まとめ

 本書の魅力が伝わったでしょうか?(笑)

今回は私の偏見や経験、好みに偏って紹介してしまったので共感できる人も、まったく興味が持てない人もいたかもしれませんね。

ですが、これだけは聞いてください。

中学生の時に読みたかったーーーーー!!!!!!!!

もっと早く読めていたら、私の人生も少しかわっていたかもしれない。

学生さんがいるご家庭の方、まず試しに読んでみてはいかがでしょうか?

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。