本屋で見つけ、気になったので読んでみた。

とてもいい本だったので紹介と感想を書こうと思う。

 

 

「勉強しない社会人は落ちぶれる」

 

そう言われて何年たったかわからない。

 

私も社会人1年目は希望に満ちていた。

勉強して沢山知識を蓄えたら次のステージに行けると思っていた。

 

とはいえ何を勉強すればいいかわからない。

本屋に行けば自己啓発本がずらっと並んでいる。

どれを読めばいいかもわからないまま、手にとって読んでみる。

 

そんな時期があった。

 

「勉強しない社会人は落ちぶれる」(2回目)

この言葉が日々頭から離れない。

 

ではこの言葉はいったい、

 

 

誰に言われたの?

 

 

誰にも言われていない。

 

 

誰にも言われていないことを、どうして私は一生懸命悩んでやろうとしていたのか。

勉強をしない、行動を起こさないことに対する不安や焦りはどうして生まれるのか。

 

その答えが書いてありました。

 

勉強しなければと考えている方、また、それに対して不安や焦りを感じている方に読んでいただきたい一冊です。

 

 

 

 

 

ここからは私の感想です。ネタバレも含みますのでご注意ください。

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 自己啓発市場が好調だとこの本で知った。音楽業界よりも規模は大きい。

それだけ生きていくのを不安に思う人が多いのかもしれない。

 

自己啓発本は罪深い。著者によって言っていることが違うため読もうと思えば何十冊

でも読めてしまう。参考書のように1冊買えばOK!とはならない。

 

多くのものが自己の経験談を含む。人の数だけ経験談があると考えれば、自己啓発本のコンプリートは人の一生では読みつくせないほど膨大だ。

 

 

 社会人歴数年の私も1年目あたりは自己啓発本にお世話になった。

もともと勉強嫌いだったので、自己啓発本にいわれるまま勉強できるようなモチベーションもなかった。

思う通りに行かずつらい時期もあった。

 

 

最近になってやっと気づいた。

自分がやりたいと思えることしかできない人間だとわかって諦めた。

仕事に関する勉強も、気が向いた時だけ。

その他好きなこと、やりたいことも気が向いた時だけ。

 

自分にプレッシャーを与え、上を目指さなければと思うのを辞めた。

 

人生仕事ばかり、勉強ばかりではもったいないと本気で思った。

 

すべてのことを気が向いた時だけやるようになって、気持ちが楽になった。

 

 

本書を読んで、今までの不安や焦りの根源が明確となった。

得体のしれない恐怖ではなくなり、怖さが減った。

私はこのままでいいんだと確信できた。

 

読んですぐに人生変われれば、それこそ”ファスト教養”になってしまう。

そんなにすぐにかわれなくてもいいから、不安に感じる割合を減らしていければいいなと思う。

 

将来のことに深く悩んで今をおろそかにしない!それが私の今の目標だ。

 

 

読んでいただき、ありがとうございました。