「90歳までに使い切る お金の賢い減らし方」を読んで。

 

お金を稼ぐために働くことよりも大事な人生の目的があったことを思い出した。

 

それは幸せに生きることだ。

 

毎日を生きていくのに必死すぎて、忘れかけていた。

 

 

 

 基本的に人生はつらいことが多いと感じる。仕事でいやな目にあったり、職場が合わなかったり。ミスをしたり、自分が未熟だと気付いて落ち込んだり。

 

私生活でつらいこともある。喧嘩をしたり、自分の人生に悩んだり、将来を不安に感じたり。

 

そんな不安や心配ごとだらけの日々でも、生きている。

生きていかねばならない。

 

人が生まれることに理由なんてない。

人生は修行だ。(私は無宗教ではあるが、いろいろ考えた結果このような思想に至った。)

 

だからこそ、生きていくうえでの目標は勝手に決めてもいいはずだ。

私は幸せに生きることを目標としていた。幸せに生きるために仕事をしていた。

 

はずだったのに!!!!!

 

いつの間にか目標を見失っていたことに気が付ついた。

 

将来の不安を政府があおる。

社会人の焦りを世間があおる。

もっとお金を得よう、お金を得るための知識や教養をつけよう、とあおってくる。

(←前回紹介図書、「ファスト教養」で得た知見)

 

 

「90歳までに使い切る お金の賢い減らし方」という本は

序盤、お金に対する私たちの思想

中盤、お金の本当の意味

終盤、幸せに生きるためのお金の賢い減らし方

という構成で書かれている。

 

老後の金銭的不安に対しても丁寧に説明してくれている。

貯金は最低限でいいかな、と思えた。

 

これからは自分の自由な時間も確保したい。人生を楽しみながら、幸せに生きていこうと思う。

 

筆者の大江英樹さんは70代であり、主に50代社会人に対して講演活動をされている方のようだが、アラサーの私にとっても有益な内容であった。