本の紹介
「私はお肉をたべないの」
突然菜食主義者になり、肉を食べなくなったヨンヘ。
ヨンヘとその夫、両親、兄弟の間で起こる事件を通して日常に潜むヒトの闇が垣間見れます。
ヒトが生きていることの不安定さ、危うさを考えさせられました。
2024年ノーベル文学賞を受賞したハン・ガンさんの作品です。
選んだ理由
アマゾンプライムで何を見ようかなー?と色々探していたところ、
「あの本読みましたか?」という本を紹介する番組を見つけました。
(皆さんも是非見てみてください!沢山本が紹介されていてどれも読みたくなります!)
私、宇垣美里さんが大好きなので、宇垣さんが出ている部分を片っ端から見ていったんですね。
そこで韓国作家特集というものをやっていて、宇垣さんがオススメしていたのがこの『菜食主義者』でした。そこで初めてハン・ガンさんを知りました。
好きな人がすすめているから・・そんな安易な理由で即買いしました!
学び
小説なので感じたことを。
ネタバレのないようにふんわりと書きますね。
人生生きていて、どうしようもなく消えたくなったりすることって誰でもあると思います。
だけど日常で生活していてもそんなこと、誰も思っていないように見えますよね。
周りはみんな楽しそう、嫌な事はあるかもしれないけど生きることに希望を見出していそう。私とは違うんだ。そう思うことがあります。
特にSNSが流行ってから、他人のキラキラした部分がよく見えるようになりました。
個人的には今回の『菜食主義者』のような、ヒトの闇を見せてくれる本が大好きです。なぜなら、闇を抱えるのはおかしなことではないと安心できるからです。
それがフィクションであっても構いません。
ハン・ガンさんが私に寄り添ってくれるような感覚を抱きました。
感想
ハン・ガンさんの作品を読んだのは初めてでしたが、衝撃的な出会いでした。
他の小説を読んでいても感じたことのない、私たちが現実を生きる上での閉塞感がこの本には詰まっていました。
他の作品を読みたい、けれどもこの作品以上の感動にはもう出会える自信がない。
そう思いました。
・・・とは言っても他の作品も読んでみる予定です(笑)
まとめ・こんな人におすすめ
とりあえず今後はハン・ガンさんの作品を一通り読んでいこうと思います!
他の韓国作家さんの作品も読みたいですね。
今回、ハン・ガンさんの『菜食主義者』を紹介しました。
おすすめできる方
・私のように人間の闇をみて安心するような方
おすすめできない方は
・小説は楽しいほうがいい!
・小説はフィクションとわかるようなファンタジーが好き!
・18歳以下だよ!(性的な表現が含まれているため)
という方々。
お子さんにすすめるには内容が少し重いですね・・。
興味を持った方は是非読んでみてください!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。