米田良三氏の作った年表の一部です。
あくまで九州王朝(倭国)の出来事がメインで、半島系由来の大和朝廷はサブです。
白村江の敗戦、壬申の乱で形勢は逆転し、これだけ華々しい出来事は全て無かったことにされてしまうどころか、一切合財が大和朝廷のものにされてしまったのです。
ひとつの王朝を歴史から消すのは簡単なことではなく、物凄く暗く、長い年月を要したと思われます。350年遅れて平安時代に『源氏物語』が表舞台に登場したのがその一例ですし、なんと東大寺南大門は700年前、大分県宇佐にあったものを現在地に移築しています。
今回の選挙を振り返ってみても、その時々の問題点になんら立ち向かおうともせず、ボーっと過ごしてしまう国民性は1300年以上前から、ちっとも変わっていない。だから、今になって、歴史マニアが矛盾点を突いて、消えた王朝を再現しようと試みているのです。そういう私も、心情的には倭国派なのですが、DNA的にはどちらに属しているのか知らずにやっています。