このネット記事(タイトル)の詳細については興味ないのですが、斜め読みしたところ共感できるところがあります。
<引用>
時代錯誤な出版社という存在はもういらない。
作家が直販すればいい。(中略)
作家は売れようが売れまいが、ただいい本を書くだけだ。
出版社はこの本が売れる、いいと思ったからリスクを負って出す。(中略)
だから今の出版社は、本の中身などどうでもいい。
大事なのはその作家が、いくら売れるかだ。(中略)
でも電子書籍になってしまった。
電子書籍になったら、印刷もいらないし、在庫管理もいらない。
書店まわりもいらない。
つまり出版社はいらない。
作家が直販して出せばいいだけだ。(中略)
だって自分で売れて、自分で書ける作家なら、出版社など通す必要はないのだから。
ところが今の出版社は、自分で売れない作家を切り捨て、自分で売れる作家に媚び売って分け前をぶんどっているだけ。
それなら出版社いらないでしょ。(中略)
自分で売れる作家は、電子書籍で直販すればいい。
時代錯誤な出版社という存在はもういらない。
作家が直販すればいい。(中略)
米田良三氏の建築史学本は新泉社の4冊を以って終わるはずであったのですが、編集が趣味という一個人(AB&JC PRESSを名乗るボランティア)が、その後の新原稿を10年以上かけて4冊にまとめ、訂正・修正を加え、本の完成度を少しずつ高めてきました。
当初の計画では試作版を経て大手出版社に売り込む予定だったのですが、この引用記事にあるように、出版社を通す必要性が感じられなくなり、また、目標が“利潤”ではなく“説が広まること”と吹っ切れたので現在のネット販売に落ち着いたのです。
何年か前、非公式に非凡社(仮名)に打診したのですが、反応はありませんでした。
もし非凡社発行なら米田氏の本は爆発的なヒットの可能性があったのですが、“変化を認めない”社是からして出版の可能性は絶対に有り得ませんでした。
今まで出版された自社の歴史関連本が全てペケになってしまうからです。