(前回の続き)
日本語についての角田忠信氏の研究をご存知でしょうか?
『日本人の脳』という名著を是非ご一読下さい。
彼の説 を知ったヨーロッパの貴族達が日本語のすばらしさの秘密を知って、羨ましい思いでいるそうです。
最近では、日本経済が落ち目であるにもかかわらず、世界中の若者の間で日本語学習ブームが巻き起こっているようですが、彼らは、体感的に角田理論を実感しているのでしょう。
「ホーホケキョ」のように、動物の声を聞き分け、味わい、文字による正確な表現が可能なのは恐らく日本語だけでしょう。
このような日本語の構造が英語上達の足を引っ張っているのですから、前回の冒頭に述べたように「どうしょうもない」のです。
その一方で、この日本語の構造的特性を体感しているのが外国の若者なのです。
日本人がムキになって英語を学ばなくても、日本語に興味を示す外国の若い層がこちらに近寄ってくることでしょう。
将来の移民問題を考える場合、日本語・日本文化にリスペクトのある人たちに限り、受け入れてもよいのではないかと考えます。
「英会話の勉強の役に立つ」からといって、日本人にとって有害な外来種(分かる人には分かる、奴らのことです)は水際で阻止し、絶対に!のさばらせてはなりません。