こんばんは、エマです。

 

突然ですが、読書はお好きですか?

 

 

私は好きと言われれば好きだけど、そんなに読書家でもないと思っていました。

けれど、日本の統計を見ると、週に1冊本を読む人は全人口の1~2%なのだそうです。

そう考えると、読書好きです、と言えるかもしれません。

 

 

 

私は簡単に読んだ本の記録をつけているのですが、

本の内容を忘れても、後からこのメモを見返すと、

思い出したり、新たに色んな思いが立ち上がってくることがあります。

 

その時はピンと来なかった(けれど気になった)部分が、

後々、ああ、こういうことを言っていたのだなぁと気づいたりすることもあります。

 

 

フィリップ・マグロー著

『史上最強の人生戦略マニュアル』

 

 

 

 

当時はビジネス書としての観点から読んだものの、

難しくて途中で挫折した思い出があるのですが、

この本のメモを今読み返すことで、響いたことがあります。

 

 

今の私は、

結婚だけではなく仕事や生き方全般、

自分の人生について考える岐路に立っているなと感じています。

 

なぜ、今になってこんな風に迷うのだろう?

 

悩んでいるときにこの一文を見返し、ドキっとしました。

 

問題は、人生というゲームでの成功という話になると、遊び方はもちろんのこと、 あなたにルールを教えてくれる人が誰もいない ということだ。

 

そう、

家庭や学校で大人たちが教えてくれたことは、

けっして、人生で成功するルールではないのです。

 

何とか生き延びること、

死なずにやっていくこと

 

それらについては教えてくれても、

幸せな生き方については、実は誰も教えてくれなかった。

 

なぜなら、本人たちも知らないから。

 

 

どうして喧嘩ばかりしていてちっとも幸せそうに見えない両親が、

子どもに「結婚しなさい」とうるさく言うようになるのか?

私はずっと疑問でした。


 

私たちは、何が問題かわかるほど、人間の営みに通じていない。考えてみよう。なぜ、これほど多くの結婚生活が失敗するのか。 それは、 誰も結婚生活の送り方を教えられていないからだ。

 

 

 

多分、私たちは薄々気づいているけれど、

認めるのが怖いのです。

 

 

世の中のほとんどの親という親が、

人生における成功のルールを知らない中で、子育てをしているということ。

その限られた知識、思い込みの中で、

自分が良かれと思った、ほとんどの場合時代遅れの知識を強固に押し付けているということ。

 

 

私たちは、社会から正式な訓練を受けていないので、自分の人生の中にあるロールモデルに頼っている。けれども、私たちの大半は、人間の営みをまったくと言っていいほど重んじなかった時代に生まれた両親に育てられたのではないだろうか?

 

考えてみれば、構造上の問題なのに、

なぜか私達は

「感情」とか「道徳」というものにがんじがらめにされ、

とらわれてしまう。

 

 

親のいうことは正しい。

 

年長者の考えを敬うべき。

 

長く生きている人のほうが、よくものをわかっている。

 

 

そうとは限らない、というか、

実際、そうじゃないことのほうが多いのに。

 

 

簡単に言えば、あなたにはきわめて重大なある種の情報が不足しているだけでなく、間違った情報を持っている恐れがあるということだ。しばしば、何か新しいことを学ぶうえでもっとも難しいのが、 一度覚えてしまった古いやり方を忘れることである。

 

 

植え付けられてきた価値観や情報を

間違っていたと認めること。

それはとても怖い。

 

なぜなら、これまで曲がりなりにも生き延びるのに役立ってくれたから。

 

 

でも、これからもずっと苦労して何とか生き延びる人生を送り続けたい?

 

 

それに対する答えがNOなら、

古いロールモデルや価値観を捨て、

望ましい価値観を新たにインストールするのが

やはり自分の幸せに繋がるのだよなぁ。

 

 

万人が絶対にやらなくてはいけないわけではない。

でも、私はどう生きたい?

 

それが重要だ。