今日はさそり座の満月。

 

お釈迦さまが誕生した日、悟りをひらいた日、入滅した日は

すべてこのウエサク満月だったという伝承があるそうで、

仏教でも重要な意味をもつ満月です。

 

 

 

元々エネルギーが強い満月ですが、

今日はさらに皆既月食と重なるということで、

特別強力な月だと言えそうです。

 

向かい合うさそり座の月と牡牛座の太陽に、

水瓶座の土星がTスクエア。

 

一方で、うお座の火星と海王星が調停。

 

現状を打破して、理想を求める。

自分自身の奥深いところから湧き上がる、変化の兆しを感じさせます。

 

革新的な情報、他者からの影響が契機となって、

魂的なご縁・導きに繋がるような流れを暗示させる配置です。

 

 

私はちょうど、こないだ読んだ本に出てきた文章を思い出しました。

彗星捜索家の木内鶴彦さんの『生き方は星空が教えてくれる』という本です。

 

 

 

 

木内さんは、元航空自衛隊員。

病気のために臨死体験をして、

退官後は働きながら独学で天体観測を続けたという異色の経歴の持ち主です。

 

この本には臨死体験を経て抱くようになった

死生観、宇宙観、仕事や地球の環境に対する思いなどが書かれているのですが、

「一度死んだからこそ語れる真実」とでも言ったらいいのでしょうか、

確信に満ちた純粋な言葉に圧倒されます。

 

人生最大の喜びは、地位でも名誉でもお金でもなく、精神的な充実感を味わうことです。
そしてその充実感は、自分の能力を100%引き出したときに初めて得られるものなのです。



誰もが、その人でなければできない役目というものをもっています。それはいい換えれば、その人にしか備わっていない能力があるということです。
自分の能力を生かすことは、生きる喜びそのものです。そして、自分を生かすことが、結果として命の循環を守ることにつながっているのです。
 

 

これらの言葉を連想させるような、今日の満月。

 

私もこの生きる喜び、

私自身の能力を生かす人生を送りたい!

 

強くそう思いました。