自分の直感を信じたほうが、実は頭で色々考えるよりもうまくいったという経験は、誰しもあるのではないでしょうか。

 

それなのに、理由が説明できないから

「あのときは、偶然。たまたま、うまくいっただけ」

と言って、信じようとしない。

 

 

「非論理的なことは間違っている」

という意見が優勢な社会に生きていると、

ついつい

 

マスコミやオピニオンリーダーや専門家や統計データの言うことのほうが正しいのではないか、

 

自分が「何となく」」思ったこと、感じたことは、ただの勘にすぎなくて、

それに従って何かを決めたり行動するなんて、

狂気の沙汰なのではないかと

 

そう思わされてしまいます。

 

 

 

東日本大震災の発生したまさにそのタイミングに、東北地方に旅行にいっていた知人が、

地震直後に観光施設のスタッフが誘導する場所とは逆の方向に避難し、

ことなきを得たという話を聞き、ああ、この人は直感に従ったんだなと感じました。

 

 

「とっさに、逆に逃げたほうがいいような気がしたの」

 

 

自分自身を信頼していて、

自分と繋がっている人なのでしょう。

 

 

私は、占いやらカウンセリングやら受けるとたいてい

「直感が鋭いでしょう」

と言われるけれど、あまりそういう自覚はありませんでした。

 

 

強く思考で抑えつけていて、

自分を信じていなかった弊害なのだと思うのですが、

自分を信じるなんて怖くてできなかった。

 

 

だって、子どもの頃から実の両親にこんなに

 

「お前はダメな人間だ」

「お前の言うこと、選ぶもの、やることは全部間違っている」

 

と言われてきたのに?

 

 

そんなダメな自分のことなんて、信じられるわけがない。

 

正しい答えは全部外にあるんだから、

それに合わせなきゃ!

 

 

そう自分に強いて、

鞭打って必死に頑張ってきた結果、

 

 

まったくうまくいかないチーン

 

 

むしろ、

周囲にいる楽しく生きててなんかうまくいっちゃうの~ラブ

という幸せなタイプって、

 

逆。

 

自分の感覚に従っているように見える。

 

 

うまくいっているから、自分が信じられるのかなと思っていたけど、

 

これまた

逆。

 

自分を信じてるから、うまくいっちゃうルンルン

 

 

観察を続けているうちに、

何となく見えてきました。

 

 

そして、私も直感で分かっていたのに!

という過去の出来事を思い出してきました。

 

 

「この人は何か信頼できない。嘘をついている気がする」真顔

 

 

というのが、理由はないけどなぜかピンときてしまうことが、たびたびあったのです。

 

 

でも、私は

 

「いやいや、こんなに立派な経歴の人なんだし」

 

とか

 

「これだけ周囲の評判がいい人なんだから」

 

とか、

頭で考えて打ち消していました。

 

 

で、後で痛い目を見ましたショボーン

(精神的だったり、金銭的だったり、人間関係だったり……まあまあ被害こうむりました!しばらくトラウマ!)

 

 

本当に、今にして思えば、

 

あの時分かってたじゃん!

 

と自分にツッコミたくなるのですが、

それくらい自分の直感より、世間という実態のない意見を信じて優先していました。

 

 

自分の直感を信じる

と言っても、

 

そういう生き方をしてこなかった人間が

今日から突然すべて直感に従って生きていけるようになるわけもなく、

 

やはり日々、地道な訓練が必要だなと感じる今日この頃。

 

 

今もついつい、

正しいか正しくないか軸を持ち込んで

判断しそうになることが多いのですが、

 

そういうときこそ、

自分の感覚に戻るトレーニング!

 

と思い、実験中です。