なぜか知らないうちに、刷り込まれた感覚。
もってしまった思い込み。
特に女性に多いのが、
「私は選ばれない」
という思い込みのようです。
たくさんの婚活女性たちから、
この言葉を聞いてきました。
日本人の女性は特に、
男性から選ばれることが女性としての価値だと
子どもの頃から言い聞かされて育ってきたのではないでしょうか。
令和の時代になってもなお、
女性は男性から
声をかけられるのを待ち、
告白されるのを待ち、
プロポーズされるのを待つ。
その姿勢は変わっていないように思います。
だって、日本神話からして、
女性のイザナミから男性のイザナギに声をかけたから
最初の国生みがうまくいかなかったのだと書かれているのだもの
「女は男から声をかけられるのを待つのが正しい」
って相当根深く日本人の価値観に入り込んでいるはず。
そして、過去の恋愛がうまくいかなかったことなどと結びつき、
私は選ばれる価値のない女性なんじゃないかと
思い込んでしまっている人も多いのでは
私自身もふとした拍子に、
そういう強い思い込みを感じるときがあります。
しばらく前に、SNS界隈でClubhouseが大流行しはじめたときのことです。
あの人も、この人も、「登録しました~。フォローしてね」とプロフ画像をアップしている。
ただ、このClubhouse、参入障壁がありました。
誰でも登録できるわけではなく、既存ユーザーの招待制で、しかもその招待枠が1人につき2人という縛りがあるのです。
たった2つの枠しかないところに、誰を招待するか。
当然、親しい人、近しい人の中から厳選することになる。
それを知ったとき、とっさに
「あ、私のことをその大切な2人のうちのどちらかに挙げてくれる人、いないんじゃないか」
という思いが浮かんだのです。
友達や知人はいても、
私は誰かにとってのナンバーワンでもオンリーワンでもない。
私は誰かのただ1人には選ばれない。
ええ~っ
私の自尊感情よ……!!
自分の思考にびっくり
それほどまでに傷ついていたのかと不憫になってしまいました
今のナシナシ!
それで自分の価値が決まるわけじゃなし。
そもそも、パートナーシップがうまくいってる女性って
「選ばれる」という感覚じゃないよね。
「私が選ぶ」って思ってるし、
その思いに基づいて行動してる。
自分で自分の価値を認めているから、
誰かから好かれなくても、
「私の価値が分からないなんて見る目ないわね」と引きずらない。
自己肯定感も下がらない。
そうです。
自分自身を大切にして、
自分が選ぶという意志をもっていい
意外なところで根深い思い込みに気づかされました。
危ないあぶない
結局、Clubhouseへは友人が招待してくれました。