若くして結婚した周囲の女性たちと、
自分を含めた晩婚あるいは未婚の女性たちとを見比べて思うこと。
孤独に対する強さと婚期には、相関関係がある。
独身時代、
「来週の週末は誰とも約束してないから寂しい~!付き合って!」
そう言って連絡してくる彼女たちは、皆、若いうちにさっさと結婚していきました。
一人でご飯を食べられない
一人では出かけられない
一人で旅行なんて考えられない!!!
そんな彼女たち。
(たいてい実家の家族仲が良い)
私はと言えば、その気持ちがまったく理解できなかった
人との約束が入ってないということは、
自分で自由に使える時間がたくさんあるということ
一人だったら一人なりに、あれしようこれしよう、どんどん思いつくのに。
どうしてあの子たちは人と一緒じゃないと時間が過ごせないんだろう?
不思議だな~
とすら思っていました。
同性だというのに、火星人と金星人くらい隔たりを感じていました
そう。
私は、孤独に対しては、比較的耐性があるほうだと思います。
中高生のときは、女子の連れション文化を
「どうして同じタイミングでもよおすとは限らない生理現象を、友達だからと言ってご一緒しなくてはいけないのだろう」
と心底不思議に感じていました。
変わり者と見なされていたことでしょう。
そういえば、「君は一人で生きていけるよ」と言われたこともあったな~。
学生時代の一時期、いじめに遭っていた時も
「早くここから出たいなぁ」
と思いながら、
それでも真面目に通学していました。
親に知られるほうが怖かったので、不登校という選択肢がなかったのかも。
社会人になって楽だな~と感じるのは、
職場に女性が他にいない場合、一人でお昼を食べててもとやかく言われないことです
そんな環境でも、毎日、他部署の人たちとランチという名の情報交換会に精を出す女性たちはたくさんいるのですが、
コロナ禍の今、むしろ1人飯がスタンダード!
これまで一人では行きにくいなぁと思っていたお店にも、さっと一人で行きやすい。
周囲も一人客が多く、ソーシャルディスタンスを守って飲食店応援してます的な緩い連帯感を感じられたりもする。
ちなみに、私の母は一人行動ができない人です。
「誰かと一緒じゃないと」
「連れてって」
「一人じゃ行けないわ」
が口癖。
本人がそういう性質なのは構わないのだが、そうでない他者を攻撃するのがタチ悪い
一緒にご飯を食べに行った先で、一人で来ている女性客を見つけるや否や、
「あの女の人、一人で食べてるわよ!寂しいわね。抵抗感ないのかしら?私だったら恥ずかしくて入れないわ」
とか言い出します
聞こえないかハラハラするし、
そもそもその人、何か悪いことした!?
恥ずかしい?
私はこの人から産まれているはずなのに、まったく理解できない価値観なのです。
こういう極端な事例は別にしても、
一人でいるのを寂しいと感じるか快適と感じるかは
同じ女性といえど人によって全然違うなぁ~と改めて感じます。
そして、価値観の問題なので、
本来どっちが良いとか悪いとかはないはずなのだけれど、
一人が寂しい女性のほうが早く結婚するのは確か。
そして、ここに結婚が絡むと、
一人快適派の女性も、自分が寂しい人間のように感じられてしまったりして
事態が複雑化するのかもしれません。