エマです。
長期に渡って婚活をしてきた私ですが、その間、同じく婚活中の女性たちをたくさん見てきました。
その中で、気づいたことがあります。
恋愛・結婚でつまずく人の共通点です。
なお、これはあくまで、私個人の経験による見解ということでご理解ください。
同じ時期に同じような年齢で婚活していても、ちょっとやる気を出せばあっさりうまくいく人と、そうでない人がいます。
むしろ、すごく頑張っているし、いい子だし、見た目だって良いのに……なぜか全然うまくいかない人も多いのです。
そう。
この「頑張る」が曲者なのです。
ある婚活コンサルの先生のコミュニティに所属していたときでした。
何かのきっかけで、先生が「私は長女だから、甘え下手だったのよね~」という発言をしました。
すると、
「私も!」
「わたしもです」
続々と手があがる。
数十人といる女性のうち、何と長女(かつ第一子)が9割!
ご多分にもれず、私も長女です。
これは……偶然ではない気がする
他のコミュニティでもリサーチしたところ、やはり圧倒的に長女率が高い。
実は、私には前々から感じているものがありました。
昔から、友達の中でも長女とそれ以外の子(中間子、末っ子)とでは、明らかに考え方や発言が異なる傾向にあるのです。
いつも、
家族のため。
お母さんのため。
妹や弟のため。
自分以外の誰かのため。
何かを考えるときも、
決めるときも、
行動するときも、
常に自分以外の誰かのため。
甘え下手。
我がままを言ってはいけないという強い思い込み。
頑張らなくては愛されない。
真面目。何なら生真面目。
いつも、ちゃんとしないといけないと思っている。
融通が利かない。
弟妹の面倒を見ることこそが自分の存在意義。
自分が好きかどうかより先に、これを選んだらお母さんはどう思うかな?と考えてしまう。
自分自身が楽しむことより、家族へのお土産をどうしようか気にする。
歯がゆいくらい慎重。
涙が出るほど不器用。
石橋を叩きすぎて渡れない
はい、これ長女!
正直ね、みんなそんなものだと思ってたんですよ。
ところが、次女三女はそういうこと考えないらしいと知った衝撃ときたら。
「自分の人生なのに、何でそんなに親のこと気にするの?」
正論すぎて、ぐうの音も出ません
親は自分より先に死ぬ。親世代の常識は我々世代の非常識。
親の顔色、世間の顔色気にしたところで、誰も責任とってくれないよ。
分かってます!
頭では十分わかっているのに、気持ちでは割り切れない、それが我々、ザ・長女。
もちろん、個々の家庭や環境による違いもありますから、必ずしも長女が全員そういう性格だとか、次女や三女は苦労しないとかいう訳ではありません。
ただ、比較的そういう傾向が多いという話です。
そして、比較的長女っぽい気質の人……つまり、
「真面目で完璧主義で不器用」な女性たちが恋愛や結婚でつまずきがちだというのは、色んな場面で見聞きし、感じてきました。
保健師さんから聞いた話によると、生育歴は人格形成に大きく影響を与えるのだそうです。
生育歴(せいいくれき)とは、人が生まれてからどんな環境で育ってきたかというストーリーのこと。
人の性格や反応パターンが、本来もって生まれたもの以外に、幼少期の環境や親・きょうだいとの関係性によってつくられるのは納得です。
こういった生まれ順の本などもたくさん出ていますよね。
読んでいると思わず、「そうそう!そうなんだよ~」と言いたくなってしまう。
下のきょうだいからすると、「お姉ちゃんばかり特別扱い」なのかもしれないけど、長女からしたら「損してる」と思うこともかなり多いのではないでしょうか?
そんな不器用な長女だからこそ、大人になってからも、人の期待に応えようと我慢して頑張ったり、損な役回りを演じてしまうことも多いように思います。
必然的に、人間関係の中でも特に深い関係を築く必要のある恋愛や結婚においても、不器用になりがちなのかも。
自分自身の特性を分かったうえで、じゃあどうしたらいいだろう?と対策を考えていくほうがいいのかもしれませんね。
ちなみに、私が悩んでいた際に巡り合ったこちらの本。
長女像が典型的すぎる・価値観が古いという意見もあるようですが、私は読むことでだいぶ気持ちが解放されました
「長女は家族の中間管理職」
「妹のいる長女は辛らつな母親を演じている」
などなど。
やっぱり、恋愛・結婚面でも不器用などということが書かれています
「私は、親にも理解してもらえない」と感じがちな長女だからこそ、誰かに共感してもらえるだけでもかなり気持ちが楽になると思います