Yuki Kajiura Live vol.11大宮その2
Yuki Kajiura Live vol.11
2014年3月22日大宮ソニックシティ
elemental
storytelling
・最初のご挨拶
本日はYuki Kajiura Live vol.11大宮公演にようこそいらっしゃいました。ありがとうございます。
今日のライブはficitionjunction的な日本語の曲、サウンドトラック的なBGMたまに英語だったりラテン語だったりするかもしれませんが何となく聞いていて日本語でも英語でもないしさあ何語だろう?と思った曲はたいてい造語で意味のないものだったりします。そしてインスツルメンタルを歌ったりもします。
そんないろいろな曲をとりまぜてこのYuki Kajiuraライブはお届けしております。
・歌い手さんたちの紹介
この間だしたばかりのficitonjunctioの(ニューアルバム)エレメンタルでも、この4人の歌い手さんたちを中心に歌っていただいております。
梶浦さんに近いほうから(いつもの並びで)
Wakana
Yuriko Kaida
Keiko
Kaori
一人ひとり挨拶「よろしくおねがいします」
次のセクションは日本語は1曲もありません。日本語を探そうとせずに、本能に身をゆだねて聞いていただければと思います。歌詞は英語です。
my long forgotten cloistered sleep fictionⅡから
I swear fictionⅡから
frenetic 歴史秘話ヒストリアから
A song of storm and fire ツバサクロニクルから
・フロントバンドの意味と紹介
Yuki Kajiura Liveではバンドの皆さんをバックバンドという呼び方はいたしません。といいますのはこの方々はいつも私と一緒に音楽を作ってくれる方々なので、バックではなくフロントにいると考えています。ですからフロントバンドメンバーと呼ばせていただいております。
このライブではご覧の通り割とステージ上に人が多い。帰ってからあの人は何だっけ?とならないように、その人となりをちょっとだけでも振り返ってもらうために、ステージ上のメンバーにライブの前に「お題」というのを出して、それにちょこっとだけ答えてもらおうと思っています。
・お題は「オーマイガー」
本日のお題は「最近、驚いたこと。とんでもないと思ったこと。Oh My Godと思ったこと。」なんで、このお題かと言うと、大宮ということで、オーマイガー(Ohmiya Ga)ということになりましてwww ちなみに責任転嫁するとですね。このお題を考えたのは私ではなく、Wakanaちゃんですwww
責任転嫁しっぱしだとかわいそうなので、彼女の名誉のことを考えて言うと、彼女はくだらないから言うのやめましょうと言っていたんですけど、私(梶浦さん自身)が無理に採用しましたw
というわけで、メンバーの皆さんに最近のオーマイガーを聞いてみました。
・オンベースJr
Jrさんの最近びっくりしたこと。
先日ツアーで飛行機で北海道に行ったときに、雲の上を飛行機で飛んでいてふと気がついたら雲の上にも雲があった。下の方が雲が重い低気圧の雲で、上も下も雲で「雲のミルフィーユだ!」と思った。
多分Jrさんはほんとに思ったというより、「雲のミルフィーユだ!」と言いたかっただけだと思いますwww。
・オンドラムス佐藤強一
佐藤強一さんの最近びっくりしたこと。
最近でもないんですが、2年前にお隣が火事になって消火活動を手伝ったこと。
全焼はしなかったみたいなんですが、めちゃくちゃ役に立っている強一さんを私簡単に想像できます。
私も人のお家に泊まりに行ったときに、隣が火事になったことがありますが、火事は怖いですね。非情に乾燥しやすい日が続いていますので、皆さん火の元には十分ご注意なさってください。
・オンフルート赤木りえ
いつもなんですが赤木さんは紙に作文として書いて提出してくれます。
今回ゲストである赤木さん以外の方には、お題を出して、楽屋に私が後から聞きに行いきます。赤木さんはいつも紙に書いてすごく綺麗な字で提出してくださいます。
「最近びっくりしたこと」 赤木りえ
先日札幌の打上で歌姫の皆さんから生年月日で分かる性格占いのアプリで盛り上がっているとき(特にWakanaちゃんwww)プロデューサのMさんに生年月日を聞いたら、私よりも年下であることが判明。えーMさん28歳ですか。おーみゃゴッドですかね(なぜか名古屋弁・・・)。
生年月日で分かる性格占いのアプリでWakanaちゃんが、多分Androidアプリだよね。
Wakana「そうでしたか?」
生年月日で分かるちょっと毒舌っぽいアプリで、そういうのは、なんかありそうなことを書いておけば、だいたい3つの内1つくらいは心当たりがあるし、当たっていると思うんじゃない。で私は?私は?見たいな。そういう興味がない振りをしながらダンボになってwww
面白いのはいつも集団でいて、みんなお互いのことは分かっているのにそういうアプリ
ってみんなが自分のことをどう思っているのか分かるんですよね。
えーっ俺ってそういう風に見られてたのって分かったりするんですよね、案外そういうところが面白いかもしれませんよね。
オンヴァイオリン今野均
今野均さんの最近びっくりしたこと、仕事に行くため車に乗って高速に出た瞬間、車の後ろに楽器がないことに気づいたこと。
そして首都高を1周して戻った、仕事にはぎりぎり間に合いました。
私も昔仕事が終わってレコーディングしようと思ったら、中にデータがなかったということが一度だけあって、あれも相当びっくりしました。
今野さんは、相当普段はしっかりされていて。楽器を忘れるなんてちょっと考えられないですが、相当驚かれたと思います。
オンギター是永浩一
是永さんの最近びっくりしたこと
首都高3号線の火事
ニュース映像見てるとなんか現実に見えなくて、映画のワンシーンみたい。
ついつい平和慣れしちゃってて、大きな事故なのに、何か映画みたいに見えちゃうことがあって、なんか怖いことだなってちょっと思いました。
※このようにMC2つも火事の話がでたんだけど、このライブ終了後にライブ会場である大宮ソニックシティ近くで火事が起きるということが発生して大変驚いた。
梶浦さんもtwitterで驚いたことをツィートしていた。
・オンマニュピュレータ大平佳男
大平さんの最近びっくりしたこと
道のはじっこを歩いていたら自転車にひかれた
よしおー よしおーという声が上がる。
(この時、MCを聞いたけこさまが驚いたのか、思うところがあってのかw左手をぶんぶん振り回してて、とても可愛かったw)
大きな事故につながりそうなんですけど、私頭の中に4コマ漫画みたいに、よしおさんがてくてく歩いてて「ああー」と自転車にひかれるシーンがついつい浮かんでしまいます。佳男さんはいつもニコニコしていて明るい人なので、なんというか風貌的に4コマ漫画にしやすいというか、いつも本当に笑っていらっしゃって明るい雰囲気を振りまいてくださっています。
そんなメンバーと歌姫たちで本日はお届けして参ります。
魔法少女まどかマギカのBGMとして作らせていただきましたCredens justitiam
Credens justitiam
ヒストリアのオープニングテーマ
Lumirous Sword
ヒストリアのオープニングテーマ 今は日本語で流れているけど元々は造語で作っていました。3曲ともこのセクションは造語でお届けしました。
・ボーカルスコアについて
造語といえば最近ライブグッズとしてスコアをボーカルスコアを出しています。
多くの方から4人でどんと歌っているような曲が多いのでCDに歌詞をのせても歌えませんといわれました
それなら皆さんが歌いたいような曲を狙ってボーカルスコアを出してみようということになった。
ボーカルスコアも出し始めてからもう9冊くらい出ています。
何となくどんな物かなと思われた方もいらっしゃると思いますが、普通にメロディだけ歌いたいという方には全くお勧めしませんw だいたい4声とか5声になっていて、女子が5声くらいで非情にマニアックに歌いたい方のアイテムです。
もし例えば友達を誘って、先ほど歌ったCredens justitiamを4声でがっつりと歌ってみたいんだとか、もちろん男性だっていいんですよっていう方は,実はね3声以上4声くらいの曲って、そんなに難しくしても、はもれないから、あんまり難しくないですよ
(歌姫たちを見て)ねえ?
歌姫たち:・・・・・
(会場大笑いwww)
同意が得られないwww割とメロティ的にはシンプルだし。ねえ?
歌姫たち:・・・・・
(会場大笑いwww)
私実は合唱部出身で合唱大好きで初めて書いた曲が合唱曲だったという人なので、歌唱スコア的な物を書くのって結構もえます。
そんな私のもえを受け止めてがっつりと歌ってみたいという方は是非試してみてください。たまには私も「歌ってみた」を聞きにいくかもしれません。
ただ私も歌ってみたって聞いたことあるんだけど、コーラスとかはピッチが違ってたりするとばしっと消すからねw
ボーカルの最近びっくりしたこと
・Wakana
私は梶浦由紀さんプロデュースのKalafinaというユニットをやらせていただいています。今年の1月23日に渋谷のO-EASTでライブをやらせてもらった時に事件が起きまた。朝、タクシーで渋谷のO-EASTまでと指示したら。運転手さんが品川かな大田区だっかな?って言った。品川にも大田区にもO-EASTないなあと思って、いや渋谷ですって言って。なんか不服そうだったんですけど、とりあえず行ってくださいって言った。そしたら遠回りですねって言うんですけど、どう考えたってその道なんですよ。だから私何かおかしなって思ってたら、10分後くらいに、お客さん私ねーずっと勘違いしてました、品川の大井埠頭だと思ってましたと。渋谷のO-EASTと品川の大井埠頭だと思っていたみたいで、私は危うく品川の大井埠頭に連れて行かれるところでした。
梶浦さん:それはびっくりしましたね。
はい、びっくりしました。初めての経験でしたね。
梶浦さん:でも・・・なんだろう・・・けっこうない?
Wakana :私ですか?そうですか??
梶浦さん:うん。
Wakana :忘れてしまうので・・・・多分ありますね、昔、みんなでニューヨークに行くときに私、成田空港でなくて成田駅に行ってしまったことがありました。
会場大爆笑
Wakana :あれはもう忘れられないですね。3年間くらい言われましたね。WakanaはいるかーWakanaはいるかーって!
梶浦さん:笑い。
Wakana :間違えますね
梶浦さん:そうですね。そういうのは3年間くらい言われますね。(そこで振り返って)Jrさん!!!
会場笑い
Jrさん平謝り
梶浦さん:新幹線の中にいらっしゃらない。3年ぐらい言われると思います。
・Yuriko Kaida
私お笑いが好きなのでよくテレビを見ます。かおりちゃんともよくそういう話をして盛り上がっているんですけど、そこにもっと好きな方がこのバンドの中にいらっしゃいました。
梶浦さんと観客:???
貝田さん:強さま
梶浦さんと観客:え!!!
貝田さん:強ーさんがすごくお笑いが好きで
梶浦さん:え!うそ。ほんと!
貝田さん:そうなんですよ。それは知らずに。うそーみたいな感じですごく盛り上がりましたね。3人で
梶浦さん:強さまは、すごく言葉数が少なくて、ものすごく言葉を選んでしゃべる丁寧な方なんですよ。クールだけど女性には優しい方なんですが、まさかその彼が・・・
貝田さん:そうなんです。お笑いが・・・
梶浦さん:どんな顔をして話していたんですか?
貝田さん:すごく楽しそうに話していただいて
梶浦さん:笑っているの?
貝田さん:そうです。私よりも詳しかったので、これからはその話題で盛り上がって、いろんな強さまの部分を見ようかなって思います。
梶浦さん:みんなの意外性。ちょっと発掘は楽しそうですね
貝田さん:はい
梶浦さん:私、強さまとは十何年つきあってる。つきあってるって・・・あのミュージシャンとしてですよ(会場内笑い)
梶浦さん:今日、初めて知りました。強さまがお笑いがすきだったとは。えーとすみません誰がびっくりしてるって一番私がびっくりしてますよねwww
ではよろしくお願いします。
・Keiko
最近空間除菌の置いたりするとか、首からかけたりするのが、はやっているみたいで、先にゆりねえがリハーサル時にずっとつけてたんですよ。
それで私も欲しくて、今朝買って、すごく嬉しかったんですよ。こう胸元にあるのが、で、Wakanaと一緒にバンドさんのところに挨拶にしに行ったらこれ何?って言われて、で空間除菌なんですよ。すごいでしょって自慢してたんですよ。
そしたらJrさんが、これ、どこからどう除菌されるの?って言われて
え?と思ってよく見たら、これはシールをはがしてと書いてあって、オーマイガーですwww
梶浦さん:それはけっこうオーマイガーですねw 前ヘアドライヤーナノとから持ってて、その前はイオンが出てくるヘアドライヤー買ったんです。、かなり使い込んでイオンで髪がさらさらになった気がするぜって4年間ぐらい使ったら壊れて、はっと気がついたらイオンのスイッチ入ってなかった。4年間一度もwww会場大爆笑
マニュアルとか全然読まないので、買ってきて差し込めばすぐに使えると思っていた。まあしかし似てますね。
Keiko:似てますね。
補足:さらにこの話というか、この話題は続きがあって、この空間除菌について
消費者庁が根拠がないということで、表示変更を求める措置命令をだしました
2014年3月27日のニュース
・Kaori
この2~3週間のできごと。PASMOをこの2~3週間で2回落とした。
1回目の時はちゃんとパスケースに入れて残高も50円未満とかで定期とかも今日で切れるみたいな感じで、まあいいやみたいな感じだったんですよ。
次に新しく買って、あの諭吉さまをチャージして、それを次の日に落としました。ものすごく計画を立てていたんですけどよ。この1週間の内に仕事ここにいくらぐらい入れておけばいいなみたいなものを。うん、これでしばらくチャージしなくて済むなっていうのをした後のできごとでした。
梶浦さん:これはかなり後にひくね。
Kori:そうですね。PASMOを使うのが怖くなってきました。物を落とすということにあまり経験がないので、相当なショックを今受けています。
梶浦さん:ポケットに入れた物ってけっこう落とすよね。
Kaori :学びました。
梶浦さん:ポケットに入れておくと落とすけど、カバンに入れておくと出てこないんだよね。入れておくとないないと思って、やっぱり忘れてきたんだと思うけど、後でカバンをひっくり返すとあったりする。
Kaori:それはけっこう経験していて、それが嫌で家を出るときにポッケに入れておいて出そうとしておいたんですね。余計なことをしないようにします。
梶浦さん:私なんてパスケースに鎖つけてカバンにくくりつけるようにしておかないとなくすんですよね。
Kaori:参考にします。ようやく重たいパスケースに入れました3枚目を
梶浦さんウォレットチェーンみたいなのいいですよ。私が使っているようなものをお勧めします。
・MのNoについて
空の境界という作品のために書いた曲です。去年最終作というべき作品が作られて、そのBGMを書かせていただきました。
BGMを作曲している時ってたいていNo.をつけることが多い。
M。MはMusicの略。M1,M2,M3,M4,M5というNo.がついている。
例えばM1というのはテーマ。M5というのは悲しい曲、M6というのは誰々のテーマ
という説明的なタイトルがついています。いろいろな人とやりとりをするときにここはM3でいきましょうかとか、割と番号になっています。
それがCDに収まるときに、タイトルがやっとつきます。
この空の境界に関してはその番号のままだしてみるのも面白いと思ったので、実験的にこの空の境界のおまけでついてくるサウンドトラックは、全部M No. のまま出すことにした。数年前に出た「空の境界の音楽集」というCDにはちゃんと英語のタイトルをつけた
ちょっとだけ後悔するのはこうやってライブをやるときに。では聞いてください。次の曲はちょっと悲しかったときに流れる曲です、M-15って嫌じゃないですかw ちょっとあまりにも素っ気ないというか...そういうわけで今日お届けする曲はこの曲です。空の境界 未来福音よりM-23
M-23
ひとりごと
storm
eternal blue
時の向こう 幻の空
・野原への想い
私はすぐ歌詞を野原とか原っぱ的な言葉を使います。
今住んでいるところも出身地も原っぱなんて全くないところですが、原っぱとか野原とか荒野とかそういう風景になんか懐かしさものを感じてしまいます。
昔父親の転勤でドイツに住んでいたことがあります、その時にドイツって特に北の方はひたすら平地なんですよ。そして父親がすごく車で旅行したのです。車に乗って旅行に行くのが好きで、ヨーロッパで広くて地続きなので、いろんな国に車で行けちゃうんです。
そういう田舎の方へずっと走って行くと、村があって、ドイツの村って牛やじゃがいもを育てている広い土地の中に、ぽつんぽつんと家があって、村の真ん中に小さな教会があって、同じような村がいくつも続いている感じなんです。
そして夕方になると、教会から鐘が鳴ります。美しい鐘の音が辺りに響き渡る感じで、鐘の音ってほんとに響くようにできているので、まだこの村の鐘が鳴っているのに、後ろから隣の村の鐘の音が追っかけて聞こえたりして、それが野原とか丘陵地帯に響き渡ると、めちゃくちゃ綺麗なんです。
ドイツは曇が多くて、その曇っている雲の隙間から日光が差し込んで、教会を照らしたりするという、すごく綺麗な思い出が残っています。
それが自分の中で原点だとしています。ただ私は当時小学校2~3年生なので、本当には、その光は教会には届いていなかったと思いますが、自分の記憶に中では、その光を勝手に教会に当たるという、すごく美しい絵に書き換えられています。
鐘の音も現在いる村の鐘の音しか聞こえてなかったのかもしれませんが。自分の中で鐘の音は隣の村もその隣の村も全部響き渡って野原を埋めて、すごく美しい鐘のコーラスが野原中に響いているそんな記憶になっています。
自分自身で美しいものをアレンジして、自分の中で故郷(ふるさと)を作っていると思います。
自分の中にいろんな綺麗な野原を蓄えて、その野原を自分の理想にどんどん近づけていき、最後に自分の命が終わる前に、自分が本当に行きたかった世界の最高に美しい野原のような場所に自分を解き放って1秒でも2秒でも、そうやって人生を終えることができたらと思います。自分にとって野原とは理想の庭というか、そんな空間なんだろうなと思います。
この曲を聞いて、皆さんがもし心のなかに、かけがえのない野原を、自分の中に見てくれたら嬉しいなと思いながらお届けします。
野原
続いて
凱歌
君がいた物語
stone cold
zodiacal sign
昔はカバーというものを、セルフカバーなんですけど、ちょっと抵抗があったのですが、最近は、なんかそういうしがらみというか、がちがちな自分がどんどんほどけてきて、これはこの人じゃなきゃだめというのがどんどん消えてきて、もう自由にと思っています。君がいた物語というのもsee-sawのために書いた曲だったんだけど、このメンバーですごく楽しんでやっています。今後も、いろんなことをそういうふうに楽しめたらいいなと思います。
最後の曲に次はなります。
観客:ええー!!
ありがとうございます。すごく嬉しいです。ええーと言ってもらえると。
最後の曲は説明のいらない曲ですが、この4人の歌い手さんはみなさんボーカルです。
誰がコーラスということはなく4人ともボーカルです。
主役でいろんなところを歌って奏でてくれていますが、このスタイルになってくるのは4声になるのは難しです。先ほど私が言ったのは1つ1つのパートという意味です。1つ1つは難しくないんですけど、4声重ねるというのは結構大変なんです。
私もこの4人の歌い手さんたちもいろいろ試行錯誤してきました。この4声をやる始めての曲が次の曲ですので、この曲はいろいろ試して作った記憶があります。これはある意味このライブのこの形のこのメンバーの形の始まりといえる曲かもしれません。その曲で今日のライブを締めたいと思います。ではお聞きください。
Parallel Hearts
アンコール
the image theme of Xenosaga II
salva nos
sweet song
・あなたと作るライブ
今日はほんとにきてくださってありがとうございます。ライブというのはいつも思うんですけど、1人違うと全部違う気がします。歌い手さんやスタッフだけではなく、今日来てくださったあなたがもしいなかったら、ぜんぜん違うライブになったと本気でいつも思っています。だからみんなではなくてあなたと言いたいのです。今その席に座ってくださっているあなたが、他の予定に優先してこのライブに参加して、一緒に作ってくれたことが本当にうれしいのです。ありがとうございました。
私は音楽を作るのがとても大好きで、特に今回のライブはエレメンタルというアルバムはお仕事で作る音楽は大好きでお仕事で作らないとできてこない音楽というのはやはりあるんですけど、その作品からイメージをもらって作るということは基本的にすごく好きなんですけど、ほんとにそればっかりやっていると自分が自由なときに何を作っていいのか分からなくなってくる気がして、今回のアルバムは3曲だけ新曲を作りましたが、本当に何も考えないで、本能のまま勝手気ままに作ったらものすごく楽しくて、信じられないほど楽しくて、作っている間世界中みんな幸せになれと思って作りました。
・幸せな一夜
私は幸せって長持ちしないものだと思っていて、どっちかというと辛いことのほうが長持ちすると思っていますが、不幸になって幸せになった経験があると、体とか頭が幸せになる体勢ができると思います。幸せな体験をすると頭も心も幸せ体験を覚えているので、幸せになっていいんだ、私幸せになれる、みたいな、そんな効果があると思っています。
幸せな記憶という、なんかすごく幸せな記憶って、すぐに消えちゃうんだけど、なんかそこにあるとすごく大きなと思っていて、elementalという曲を作らせてもらったことで、幸せ記憶がすごく加算されて、簡単にまたここまで幸せになれるようになったと思っています。それでライブをやるたびに、私ここまで幸せになっていいんだという記憶がどんどん上がっていく気がして、ライブをやるたびにもっともっと幸せになる自分がいる気がします。こうやって皆さんに聞いてくださるというのが、本当に筆舌に尽くしがたい幸せです。こんな幸福はそう何度も味わっていいのかと思いながら、そんな幸福な一夜を今日は本当にありがとうございました。
・最後の曲について
最後にお届けする曲は別れの曲なんですけど、ある意味幸福な曲であると思います。残った幸福の喜びや、幸福の記憶の喜びなどを歌った歌なのではないかなと思います。
皆さんの中の野原にそんな幸福の記憶を放ってくれたらと思いながら、最後の曲を聴いてください。
sweet song
ありがとうございます。
最後にもう一度メンバー紹介
そして、ここにいるあなたが欠かせないメンバーでした、ありがとうございました。
Wakana「そして梶浦由紀!!!」
みんな:大拍手
ステージにみんな集合して「ありがとうございました」と礼をする。
終了
2014年3月22日大宮ソニックシティ
elemental
storytelling
・最初のご挨拶
本日はYuki Kajiura Live vol.11大宮公演にようこそいらっしゃいました。ありがとうございます。
今日のライブはficitionjunction的な日本語の曲、サウンドトラック的なBGMたまに英語だったりラテン語だったりするかもしれませんが何となく聞いていて日本語でも英語でもないしさあ何語だろう?と思った曲はたいてい造語で意味のないものだったりします。そしてインスツルメンタルを歌ったりもします。
そんないろいろな曲をとりまぜてこのYuki Kajiuraライブはお届けしております。
・歌い手さんたちの紹介
この間だしたばかりのficitonjunctioの(ニューアルバム)エレメンタルでも、この4人の歌い手さんたちを中心に歌っていただいております。
梶浦さんに近いほうから(いつもの並びで)
Wakana
Yuriko Kaida
Keiko
Kaori
一人ひとり挨拶「よろしくおねがいします」
次のセクションは日本語は1曲もありません。日本語を探そうとせずに、本能に身をゆだねて聞いていただければと思います。歌詞は英語です。
my long forgotten cloistered sleep fictionⅡから
I swear fictionⅡから
frenetic 歴史秘話ヒストリアから
A song of storm and fire ツバサクロニクルから
・フロントバンドの意味と紹介
Yuki Kajiura Liveではバンドの皆さんをバックバンドという呼び方はいたしません。といいますのはこの方々はいつも私と一緒に音楽を作ってくれる方々なので、バックではなくフロントにいると考えています。ですからフロントバンドメンバーと呼ばせていただいております。
このライブではご覧の通り割とステージ上に人が多い。帰ってからあの人は何だっけ?とならないように、その人となりをちょっとだけでも振り返ってもらうために、ステージ上のメンバーにライブの前に「お題」というのを出して、それにちょこっとだけ答えてもらおうと思っています。
・お題は「オーマイガー」
本日のお題は「最近、驚いたこと。とんでもないと思ったこと。Oh My Godと思ったこと。」なんで、このお題かと言うと、大宮ということで、オーマイガー(Ohmiya Ga)ということになりましてwww ちなみに責任転嫁するとですね。このお題を考えたのは私ではなく、Wakanaちゃんですwww
責任転嫁しっぱしだとかわいそうなので、彼女の名誉のことを考えて言うと、彼女はくだらないから言うのやめましょうと言っていたんですけど、私(梶浦さん自身)が無理に採用しましたw
というわけで、メンバーの皆さんに最近のオーマイガーを聞いてみました。
・オンベースJr
Jrさんの最近びっくりしたこと。
先日ツアーで飛行機で北海道に行ったときに、雲の上を飛行機で飛んでいてふと気がついたら雲の上にも雲があった。下の方が雲が重い低気圧の雲で、上も下も雲で「雲のミルフィーユだ!」と思った。
多分Jrさんはほんとに思ったというより、「雲のミルフィーユだ!」と言いたかっただけだと思いますwww。
・オンドラムス佐藤強一
佐藤強一さんの最近びっくりしたこと。
最近でもないんですが、2年前にお隣が火事になって消火活動を手伝ったこと。
全焼はしなかったみたいなんですが、めちゃくちゃ役に立っている強一さんを私簡単に想像できます。
私も人のお家に泊まりに行ったときに、隣が火事になったことがありますが、火事は怖いですね。非情に乾燥しやすい日が続いていますので、皆さん火の元には十分ご注意なさってください。
・オンフルート赤木りえ
いつもなんですが赤木さんは紙に作文として書いて提出してくれます。
今回ゲストである赤木さん以外の方には、お題を出して、楽屋に私が後から聞きに行いきます。赤木さんはいつも紙に書いてすごく綺麗な字で提出してくださいます。
「最近びっくりしたこと」 赤木りえ
先日札幌の打上で歌姫の皆さんから生年月日で分かる性格占いのアプリで盛り上がっているとき(特にWakanaちゃんwww)プロデューサのMさんに生年月日を聞いたら、私よりも年下であることが判明。えーMさん28歳ですか。おーみゃゴッドですかね(なぜか名古屋弁・・・)。
生年月日で分かる性格占いのアプリでWakanaちゃんが、多分Androidアプリだよね。
Wakana「そうでしたか?」
生年月日で分かるちょっと毒舌っぽいアプリで、そういうのは、なんかありそうなことを書いておけば、だいたい3つの内1つくらいは心当たりがあるし、当たっていると思うんじゃない。で私は?私は?見たいな。そういう興味がない振りをしながらダンボになってwww
面白いのはいつも集団でいて、みんなお互いのことは分かっているのにそういうアプリ
ってみんなが自分のことをどう思っているのか分かるんですよね。
えーっ俺ってそういう風に見られてたのって分かったりするんですよね、案外そういうところが面白いかもしれませんよね。
オンヴァイオリン今野均
今野均さんの最近びっくりしたこと、仕事に行くため車に乗って高速に出た瞬間、車の後ろに楽器がないことに気づいたこと。
そして首都高を1周して戻った、仕事にはぎりぎり間に合いました。
私も昔仕事が終わってレコーディングしようと思ったら、中にデータがなかったということが一度だけあって、あれも相当びっくりしました。
今野さんは、相当普段はしっかりされていて。楽器を忘れるなんてちょっと考えられないですが、相当驚かれたと思います。
オンギター是永浩一
是永さんの最近びっくりしたこと
首都高3号線の火事
ニュース映像見てるとなんか現実に見えなくて、映画のワンシーンみたい。
ついつい平和慣れしちゃってて、大きな事故なのに、何か映画みたいに見えちゃうことがあって、なんか怖いことだなってちょっと思いました。
※このようにMC2つも火事の話がでたんだけど、このライブ終了後にライブ会場である大宮ソニックシティ近くで火事が起きるということが発生して大変驚いた。
梶浦さんもtwitterで驚いたことをツィートしていた。
・オンマニュピュレータ大平佳男
大平さんの最近びっくりしたこと
道のはじっこを歩いていたら自転車にひかれた
よしおー よしおーという声が上がる。
(この時、MCを聞いたけこさまが驚いたのか、思うところがあってのかw左手をぶんぶん振り回してて、とても可愛かったw)
大きな事故につながりそうなんですけど、私頭の中に4コマ漫画みたいに、よしおさんがてくてく歩いてて「ああー」と自転車にひかれるシーンがついつい浮かんでしまいます。佳男さんはいつもニコニコしていて明るい人なので、なんというか風貌的に4コマ漫画にしやすいというか、いつも本当に笑っていらっしゃって明るい雰囲気を振りまいてくださっています。
そんなメンバーと歌姫たちで本日はお届けして参ります。
魔法少女まどかマギカのBGMとして作らせていただきましたCredens justitiam
Credens justitiam
ヒストリアのオープニングテーマ
Lumirous Sword
ヒストリアのオープニングテーマ 今は日本語で流れているけど元々は造語で作っていました。3曲ともこのセクションは造語でお届けしました。
・ボーカルスコアについて
造語といえば最近ライブグッズとしてスコアをボーカルスコアを出しています。
多くの方から4人でどんと歌っているような曲が多いのでCDに歌詞をのせても歌えませんといわれました
それなら皆さんが歌いたいような曲を狙ってボーカルスコアを出してみようということになった。
ボーカルスコアも出し始めてからもう9冊くらい出ています。
何となくどんな物かなと思われた方もいらっしゃると思いますが、普通にメロディだけ歌いたいという方には全くお勧めしませんw だいたい4声とか5声になっていて、女子が5声くらいで非情にマニアックに歌いたい方のアイテムです。
もし例えば友達を誘って、先ほど歌ったCredens justitiamを4声でがっつりと歌ってみたいんだとか、もちろん男性だっていいんですよっていう方は,実はね3声以上4声くらいの曲って、そんなに難しくしても、はもれないから、あんまり難しくないですよ
(歌姫たちを見て)ねえ?
歌姫たち:・・・・・
(会場大笑いwww)
同意が得られないwww割とメロティ的にはシンプルだし。ねえ?
歌姫たち:・・・・・
(会場大笑いwww)
私実は合唱部出身で合唱大好きで初めて書いた曲が合唱曲だったという人なので、歌唱スコア的な物を書くのって結構もえます。
そんな私のもえを受け止めてがっつりと歌ってみたいという方は是非試してみてください。たまには私も「歌ってみた」を聞きにいくかもしれません。
ただ私も歌ってみたって聞いたことあるんだけど、コーラスとかはピッチが違ってたりするとばしっと消すからねw
ボーカルの最近びっくりしたこと
・Wakana
私は梶浦由紀さんプロデュースのKalafinaというユニットをやらせていただいています。今年の1月23日に渋谷のO-EASTでライブをやらせてもらった時に事件が起きまた。朝、タクシーで渋谷のO-EASTまでと指示したら。運転手さんが品川かな大田区だっかな?って言った。品川にも大田区にもO-EASTないなあと思って、いや渋谷ですって言って。なんか不服そうだったんですけど、とりあえず行ってくださいって言った。そしたら遠回りですねって言うんですけど、どう考えたってその道なんですよ。だから私何かおかしなって思ってたら、10分後くらいに、お客さん私ねーずっと勘違いしてました、品川の大井埠頭だと思ってましたと。渋谷のO-EASTと品川の大井埠頭だと思っていたみたいで、私は危うく品川の大井埠頭に連れて行かれるところでした。
梶浦さん:それはびっくりしましたね。
はい、びっくりしました。初めての経験でしたね。
梶浦さん:でも・・・なんだろう・・・けっこうない?
Wakana :私ですか?そうですか??
梶浦さん:うん。
Wakana :忘れてしまうので・・・・多分ありますね、昔、みんなでニューヨークに行くときに私、成田空港でなくて成田駅に行ってしまったことがありました。
会場大爆笑
Wakana :あれはもう忘れられないですね。3年間くらい言われましたね。WakanaはいるかーWakanaはいるかーって!
梶浦さん:笑い。
Wakana :間違えますね
梶浦さん:そうですね。そういうのは3年間くらい言われますね。(そこで振り返って)Jrさん!!!
会場笑い
Jrさん平謝り
梶浦さん:新幹線の中にいらっしゃらない。3年ぐらい言われると思います。
・Yuriko Kaida
私お笑いが好きなのでよくテレビを見ます。かおりちゃんともよくそういう話をして盛り上がっているんですけど、そこにもっと好きな方がこのバンドの中にいらっしゃいました。
梶浦さんと観客:???
貝田さん:強さま
梶浦さんと観客:え!!!
貝田さん:強ーさんがすごくお笑いが好きで
梶浦さん:え!うそ。ほんと!
貝田さん:そうなんですよ。それは知らずに。うそーみたいな感じですごく盛り上がりましたね。3人で
梶浦さん:強さまは、すごく言葉数が少なくて、ものすごく言葉を選んでしゃべる丁寧な方なんですよ。クールだけど女性には優しい方なんですが、まさかその彼が・・・
貝田さん:そうなんです。お笑いが・・・
梶浦さん:どんな顔をして話していたんですか?
貝田さん:すごく楽しそうに話していただいて
梶浦さん:笑っているの?
貝田さん:そうです。私よりも詳しかったので、これからはその話題で盛り上がって、いろんな強さまの部分を見ようかなって思います。
梶浦さん:みんなの意外性。ちょっと発掘は楽しそうですね
貝田さん:はい
梶浦さん:私、強さまとは十何年つきあってる。つきあってるって・・・あのミュージシャンとしてですよ(会場内笑い)
梶浦さん:今日、初めて知りました。強さまがお笑いがすきだったとは。えーとすみません誰がびっくりしてるって一番私がびっくりしてますよねwww
ではよろしくお願いします。
・Keiko
最近空間除菌の置いたりするとか、首からかけたりするのが、はやっているみたいで、先にゆりねえがリハーサル時にずっとつけてたんですよ。
それで私も欲しくて、今朝買って、すごく嬉しかったんですよ。こう胸元にあるのが、で、Wakanaと一緒にバンドさんのところに挨拶にしに行ったらこれ何?って言われて、で空間除菌なんですよ。すごいでしょって自慢してたんですよ。
そしたらJrさんが、これ、どこからどう除菌されるの?って言われて
え?と思ってよく見たら、これはシールをはがしてと書いてあって、オーマイガーですwww
梶浦さん:それはけっこうオーマイガーですねw 前ヘアドライヤーナノとから持ってて、その前はイオンが出てくるヘアドライヤー買ったんです。、かなり使い込んでイオンで髪がさらさらになった気がするぜって4年間ぐらい使ったら壊れて、はっと気がついたらイオンのスイッチ入ってなかった。4年間一度もwww会場大爆笑
マニュアルとか全然読まないので、買ってきて差し込めばすぐに使えると思っていた。まあしかし似てますね。
Keiko:似てますね。
補足:さらにこの話というか、この話題は続きがあって、この空間除菌について
消費者庁が根拠がないということで、表示変更を求める措置命令をだしました
2014年3月27日のニュース
・Kaori
この2~3週間のできごと。PASMOをこの2~3週間で2回落とした。
1回目の時はちゃんとパスケースに入れて残高も50円未満とかで定期とかも今日で切れるみたいな感じで、まあいいやみたいな感じだったんですよ。
次に新しく買って、あの諭吉さまをチャージして、それを次の日に落としました。ものすごく計画を立てていたんですけどよ。この1週間の内に仕事ここにいくらぐらい入れておけばいいなみたいなものを。うん、これでしばらくチャージしなくて済むなっていうのをした後のできごとでした。
梶浦さん:これはかなり後にひくね。
Kori:そうですね。PASMOを使うのが怖くなってきました。物を落とすということにあまり経験がないので、相当なショックを今受けています。
梶浦さん:ポケットに入れた物ってけっこう落とすよね。
Kaori :学びました。
梶浦さん:ポケットに入れておくと落とすけど、カバンに入れておくと出てこないんだよね。入れておくとないないと思って、やっぱり忘れてきたんだと思うけど、後でカバンをひっくり返すとあったりする。
Kaori:それはけっこう経験していて、それが嫌で家を出るときにポッケに入れておいて出そうとしておいたんですね。余計なことをしないようにします。
梶浦さん:私なんてパスケースに鎖つけてカバンにくくりつけるようにしておかないとなくすんですよね。
Kaori:参考にします。ようやく重たいパスケースに入れました3枚目を
梶浦さんウォレットチェーンみたいなのいいですよ。私が使っているようなものをお勧めします。
・MのNoについて
空の境界という作品のために書いた曲です。去年最終作というべき作品が作られて、そのBGMを書かせていただきました。
BGMを作曲している時ってたいていNo.をつけることが多い。
M。MはMusicの略。M1,M2,M3,M4,M5というNo.がついている。
例えばM1というのはテーマ。M5というのは悲しい曲、M6というのは誰々のテーマ
という説明的なタイトルがついています。いろいろな人とやりとりをするときにここはM3でいきましょうかとか、割と番号になっています。
それがCDに収まるときに、タイトルがやっとつきます。
この空の境界に関してはその番号のままだしてみるのも面白いと思ったので、実験的にこの空の境界のおまけでついてくるサウンドトラックは、全部M No. のまま出すことにした。数年前に出た「空の境界の音楽集」というCDにはちゃんと英語のタイトルをつけた
ちょっとだけ後悔するのはこうやってライブをやるときに。では聞いてください。次の曲はちょっと悲しかったときに流れる曲です、M-15って嫌じゃないですかw ちょっとあまりにも素っ気ないというか...そういうわけで今日お届けする曲はこの曲です。空の境界 未来福音よりM-23
M-23
ひとりごと
storm
eternal blue
時の向こう 幻の空
・野原への想い
私はすぐ歌詞を野原とか原っぱ的な言葉を使います。
今住んでいるところも出身地も原っぱなんて全くないところですが、原っぱとか野原とか荒野とかそういう風景になんか懐かしさものを感じてしまいます。
昔父親の転勤でドイツに住んでいたことがあります、その時にドイツって特に北の方はひたすら平地なんですよ。そして父親がすごく車で旅行したのです。車に乗って旅行に行くのが好きで、ヨーロッパで広くて地続きなので、いろんな国に車で行けちゃうんです。
そういう田舎の方へずっと走って行くと、村があって、ドイツの村って牛やじゃがいもを育てている広い土地の中に、ぽつんぽつんと家があって、村の真ん中に小さな教会があって、同じような村がいくつも続いている感じなんです。
そして夕方になると、教会から鐘が鳴ります。美しい鐘の音が辺りに響き渡る感じで、鐘の音ってほんとに響くようにできているので、まだこの村の鐘が鳴っているのに、後ろから隣の村の鐘の音が追っかけて聞こえたりして、それが野原とか丘陵地帯に響き渡ると、めちゃくちゃ綺麗なんです。
ドイツは曇が多くて、その曇っている雲の隙間から日光が差し込んで、教会を照らしたりするという、すごく綺麗な思い出が残っています。
それが自分の中で原点だとしています。ただ私は当時小学校2~3年生なので、本当には、その光は教会には届いていなかったと思いますが、自分の記憶に中では、その光を勝手に教会に当たるという、すごく美しい絵に書き換えられています。
鐘の音も現在いる村の鐘の音しか聞こえてなかったのかもしれませんが。自分の中で鐘の音は隣の村もその隣の村も全部響き渡って野原を埋めて、すごく美しい鐘のコーラスが野原中に響いているそんな記憶になっています。
自分自身で美しいものをアレンジして、自分の中で故郷(ふるさと)を作っていると思います。
自分の中にいろんな綺麗な野原を蓄えて、その野原を自分の理想にどんどん近づけていき、最後に自分の命が終わる前に、自分が本当に行きたかった世界の最高に美しい野原のような場所に自分を解き放って1秒でも2秒でも、そうやって人生を終えることができたらと思います。自分にとって野原とは理想の庭というか、そんな空間なんだろうなと思います。
この曲を聞いて、皆さんがもし心のなかに、かけがえのない野原を、自分の中に見てくれたら嬉しいなと思いながらお届けします。
野原
続いて
凱歌
君がいた物語
stone cold
zodiacal sign
昔はカバーというものを、セルフカバーなんですけど、ちょっと抵抗があったのですが、最近は、なんかそういうしがらみというか、がちがちな自分がどんどんほどけてきて、これはこの人じゃなきゃだめというのがどんどん消えてきて、もう自由にと思っています。君がいた物語というのもsee-sawのために書いた曲だったんだけど、このメンバーですごく楽しんでやっています。今後も、いろんなことをそういうふうに楽しめたらいいなと思います。
最後の曲に次はなります。
観客:ええー!!
ありがとうございます。すごく嬉しいです。ええーと言ってもらえると。
最後の曲は説明のいらない曲ですが、この4人の歌い手さんはみなさんボーカルです。
誰がコーラスということはなく4人ともボーカルです。
主役でいろんなところを歌って奏でてくれていますが、このスタイルになってくるのは4声になるのは難しです。先ほど私が言ったのは1つ1つのパートという意味です。1つ1つは難しくないんですけど、4声重ねるというのは結構大変なんです。
私もこの4人の歌い手さんたちもいろいろ試行錯誤してきました。この4声をやる始めての曲が次の曲ですので、この曲はいろいろ試して作った記憶があります。これはある意味このライブのこの形のこのメンバーの形の始まりといえる曲かもしれません。その曲で今日のライブを締めたいと思います。ではお聞きください。
Parallel Hearts
アンコール
the image theme of Xenosaga II
salva nos
sweet song
・あなたと作るライブ
今日はほんとにきてくださってありがとうございます。ライブというのはいつも思うんですけど、1人違うと全部違う気がします。歌い手さんやスタッフだけではなく、今日来てくださったあなたがもしいなかったら、ぜんぜん違うライブになったと本気でいつも思っています。だからみんなではなくてあなたと言いたいのです。今その席に座ってくださっているあなたが、他の予定に優先してこのライブに参加して、一緒に作ってくれたことが本当にうれしいのです。ありがとうございました。
私は音楽を作るのがとても大好きで、特に今回のライブはエレメンタルというアルバムはお仕事で作る音楽は大好きでお仕事で作らないとできてこない音楽というのはやはりあるんですけど、その作品からイメージをもらって作るということは基本的にすごく好きなんですけど、ほんとにそればっかりやっていると自分が自由なときに何を作っていいのか分からなくなってくる気がして、今回のアルバムは3曲だけ新曲を作りましたが、本当に何も考えないで、本能のまま勝手気ままに作ったらものすごく楽しくて、信じられないほど楽しくて、作っている間世界中みんな幸せになれと思って作りました。
・幸せな一夜
私は幸せって長持ちしないものだと思っていて、どっちかというと辛いことのほうが長持ちすると思っていますが、不幸になって幸せになった経験があると、体とか頭が幸せになる体勢ができると思います。幸せな体験をすると頭も心も幸せ体験を覚えているので、幸せになっていいんだ、私幸せになれる、みたいな、そんな効果があると思っています。
幸せな記憶という、なんかすごく幸せな記憶って、すぐに消えちゃうんだけど、なんかそこにあるとすごく大きなと思っていて、elementalという曲を作らせてもらったことで、幸せ記憶がすごく加算されて、簡単にまたここまで幸せになれるようになったと思っています。それでライブをやるたびに、私ここまで幸せになっていいんだという記憶がどんどん上がっていく気がして、ライブをやるたびにもっともっと幸せになる自分がいる気がします。こうやって皆さんに聞いてくださるというのが、本当に筆舌に尽くしがたい幸せです。こんな幸福はそう何度も味わっていいのかと思いながら、そんな幸福な一夜を今日は本当にありがとうございました。
・最後の曲について
最後にお届けする曲は別れの曲なんですけど、ある意味幸福な曲であると思います。残った幸福の喜びや、幸福の記憶の喜びなどを歌った歌なのではないかなと思います。
皆さんの中の野原にそんな幸福の記憶を放ってくれたらと思いながら、最後の曲を聴いてください。
sweet song
ありがとうございます。
最後にもう一度メンバー紹介
そして、ここにいるあなたが欠かせないメンバーでした、ありがとうございました。
Wakana「そして梶浦由紀!!!」
みんな:大拍手
ステージにみんな集合して「ありがとうございました」と礼をする。
終了