賠償は当然なのに決着までにこれほど時間を要するとは・・・

 

普通に考えて、美術館で作品を壊してしまった場合、それが故意なら犯罪、故意ではないなら事故、そのどちらにせよ賠償は当然のこととなる。

 

が、おととしの出来事が今になったようやく和解とは・・・

 

 

NHK NEWS WEB 「新潟 修学旅行の中学生が美術館で展示品壊す 市が賠償し和解へ」

 

 

破壊した中学生の保護者が払うのか、新潟市が払うのかで揉めていたのでは?と世間は思うだろうな。

 

こちらも普通に考えれば、故意だろうが、故意でなかろうが、中学生が壊したのならその保護者が賠償するものだろう。

 

だが、670万円という金額を突然請求されても困る保護者もいる。

 

どんな経緯があってのことか知らないのでこれ以上憶測だけでとやかく言うことはしない。

 

憶測だけで疑惑だ疑惑だと騒ぎ立てるマスゴミ連中のようにはなりたくないのでね!

 

 

 

でも、この件、保護者が自動車保険の特約にある「個人賠償特約」を付帯していたら何年も揉めずに済んだかもしれない。

 

日常生活において誤って他者にケガをさせた場合や誤って他人の物を壊してしまった場合などに補償される特約だ。

 

最近では自転車保険の加入を義務化している自治体も増えているので、保護者が自動車保険に加入しており、自身や子供が自転車に乗るなら、自動車保険の「個人賠償特約」を付帯させておくと安心だと思う。

 

自動車保険の中に「自転車事故補償特約」など自転車事故のための特約もあるが、「個人賠償特約」なら自転車事故で相手にケガを負わせた場合にも、美術館で作品を壊してしまった場合にも使える。ただし、自身のケガに対する補償はない。

 

当然、故意に壊したのなら補償はされない。

 

 

 

保護者として出来ることは、子供に対し「故意に人の物を壊すな!」と厳しく躾け、自動車保険の「個人賠償特約」を付帯させておくことだろう。

 

これがしっかりできていれば、子供が美術館で誤って作品を壊してしまっても大丈夫!