TPP参加に反対意見が未だに多いです。
反対するならば、TPPに参加せずにどうやって日本が生き残ればいいのかを教えていただきたい。
資源も少なく、内需が縮小し続けている日本において利益を得るためには海外に日本製品を買ってもらうしかありません。
最近でこそ、ブランド米や安全な野菜として日本の農産物が中国などへ輸出されるようになっていますが、国産の農産物の多くは国内で消費されています。
外貨を稼ぐ、日本として利益を得るためにはやはり工業製品を売るしかない。
にもかかわらずTPP不参加やFTAにおいて韓国などのライバル国に遅れをとるというのは致命的です。
韓国とアメリカ間においてFTAが成立し、韓国車はより安くアメリカで販売されることとなります。
日本車はというと、世界的な円高によりコストは上昇、FTAが成立していない現状において、韓国車にはかけられない関税が今後もかけられるわけです。
技術、デザインで日本車に追い付き、一部では追い越されている中、さらに低価格となると
もう日本車に勝ち目はありません。
巨大市場であるアメリカで日本車が売れなくなる。
TPP不参加ということは、これと同様のことが各地で発生するわけです。
日本は海外に製品を売って儲けたお金で、国産の安全だけど高価な農産物を買って生活してきました。
海外で日本製品が売れないとお金が入ってこない、給料が減るので国産の農産物は買い控える、
結局、日本の農業に悪影響となるわけです。
TPPに参加し海外で日本製品が多く売れれば国内にお金がはいってきます。
給料が増えれば鮮度も安全性も不安な海外の農産物をあえて買うようなことはせず、国産の農産物を買うことでしょう。
日本の農業は大変保守的で、これまで海外と戦った経験も少ないため臆病になっているのではと思います。
海外の農産物よりも新鮮で安全で高品質な農産物であることは、日本人はもちろん、海外の人たちも知っていることです。
もっと自信を持って欲しいですし、逆に、高価ではあるけども安全で高品質を掲げて海外に売り込んでみてはどうでしょう。
人間、収入が減れば日常口にするものも安いものを選んでしまいます。
しかし、収入がある程度あるのならば、やはり、新鮮で安全でおいしいものを食べたいと思うはずです。
日本が収入を得るにはどうしたらいいのかを考えることで、
間接的に日本の農業も守られることになると思うのですが・・・ どうでしょうか
このままFTAにおいてもライバル国に遅れをとり、TPPにも不参加となると、日本は孤立します。
世界で日本製品が売れなければ日本の収入は激減し、国産の農産物を買う余裕すらなくなるでしょう。
つまり、工業も潰れ、農業も潰れる。
資源のない国が生きるには、資源を買ってきて物を生産して売るしかないのです。
このサイクルが停止したら国が停止するも同然。
農業で日本が生き残れる、農業で日本人全員が食べていけるのであれば、その方法を教えていただきたい。