土地の価格がここ20年下落し続けています。
一部、再開発された地域などは一時的に価格が上昇するでしょうが、
基本的に今後の土地価格は下落が続くでしょう。
日本の総人口も減少し、広い土地や市街地の土地を購入できる所得層も減少するでしょうから。
上昇する要因として今後考えられるのは、中国マネーによる土地の買い漁りで一時的に上昇くらいでしょうか。
やはり土地というものは投資の対象にしてはいけないものなのです。
自分が住みたいと思った地域の土地を買う。
この純粋な土地の利用方法が一番おすすめということでしょう。
投資目的で土地を購入していた人の中には儲けた人もいるでしょう。
しかし、それと同じだけ損をした人もいるでしょう。
土地価格が急上昇していた80年代~90年代、今後も上昇し続けるだろうと思い土地を買った人が
バブル崩壊と同時に一気に下落しても再び・・・などと思って売り時を見誤り、未だになんて人も
土地というものの本質をしっかりと理解し、その本質からぶれることなく土地を購入した人は
何の損得もないわけです。
自分がそこに住みたいから買った土地、そこで心地よく暮らしていれば
その土地価格がどうであろうと悩むことはないでしょう。
物事、すべてにおいて本質を忘れてはいけないと思います。
日本のバブル崩壊も、アメリカのサブプライムローン問題も、本質から逸れたことによって生じた副作用的なものです。
今後、石油や金、穀物など、本来は投資の対象として扱うべきものではない、本質から逸れた投資も
いつどうなるかわかりません。
本質から逸れたものは、いつしか本質に戻るべく壊れるはずです。