単関節だけみていては、、、 | 輪違弘樹

輪違弘樹

26歳で起業した理学療法士の独り言です。
墨田区で歩行訓練重視のリハビリデイサービスとセラピスト育成事業を主に行っています。


リハビリテーションの代表的な評価、治療でROMというバッテリーがあります。

大事なんですが、単に角度とかに着目することには意味がないのも事実です。

人のカラダは、複雑なもので、現象を部分ごとに切り分けず、複雑なもの!として全体で考える必要があります。

対象とするものの境界線をあえて設定しない。
世の中は必ずしも「1+1=2」の計算式で成り立っていません。様々な要素が複雑に絡み合う現代ならではの必須の考え方です。

この考えができない20世紀型の思考では、社会人になってからの選択肢に自分自身で境界線を作り、設定します。
自分に都合のいいように設定し、悪いことは外部因子に位置づけます。

現代は、1+1=3とか4にも、場合によってはマイナスにもなると考えた方が得策です。

閉じた情報時代で慣れているとどうしても臨床も閉じた臨床推論になっている傾向が少なからずあります。

臨床では、『創発』する思考がとても大事になる能力です。