食からみる療法士 No.1 | 輪違弘樹

輪違弘樹

26歳で起業した理学療法士の独り言です。
墨田区で歩行訓練重視のリハビリデイサービスとセラピスト育成事業を主に行っています。


【予告】食からみる療法士の続きです。


1970年以降、日本にファーストフードやファミレス。そしてコンビニと次々に食を通した市場ができました。

これは、アメリカスタートなんだけど、アメリカって他国種文化だから食の味とかに違いがあったみたいです。あとはエンゲル係数が高かった時代に「安価」な食のため拍車がかかったと言われています。

日本では、

1971年、マクドナルド、ミスタードーナツ
1972年、ロッテリア、モスバーガー

が出店した。

今回のポイントは、大量生産である。

療法士もたくさん有資格者が量産されている。

僕からすると、大量生産して大量消費がしっかりされている時はいいが近年、問題なのが大量廃棄である。いわゆるロスである。

学生時代にバイトで学んだ「ロス」という考え方。

ロスとは賞味期限が切れてしまうことなんだけど、あまり在庫を持たないように毎回、旬なメニューやお客さんが食べている品物をチェックし発注する作業をやっていたが、一番困るのは在庫切れ。オーダーが入った時に在庫切れではお客さんは品揃えが悪いと思い次回来店回数は減ってします可能性がある。ですから廃棄ロスを回避するよりも販売機会を失う方が利益はでない。

次回来店なども考慮すると明らかである。

そして、だいたい本部管轄の発注先から注文するので原価が安い。
当時、居酒屋で提供されているメニューの仕入れ値と販売価格をみて驚いたのを覚えている。

療法士も似たようなもんだと思う。大量生産されどうなるか?

もちろん普通に働き続ける人もいるがその分、ロス的な扱いになる人も将来は増えるであろう。
なぜならば、今は高齢者が増え続けているのでリハビリテーションの提供は、場所を選ばなければ多種多様にある。しかし、30年後はどうであろうか?

サスティナブルな視点があるとわかると思うが、日本はどんどん人口は減っているし減っていく。
労働人口と国の経済は密接していて日本は労働人口のボーナス的な時代は終わっている。
文章が長くなると悪いのですが、その名残が終身雇用と年功序列である。けど、これを僕は否定しているわけでなく。前提があっていたらとんでもなく素晴らしい制度だと思う。

食べ物が無かった時代は、なんでも食べたが外食産業などにより食が溢れていくとどうなっていくか?人は食べ物を選択する幅が広がる。そして選ぶようになる。

療法士の数が増えることは、必然であり食と密接した考えでも容易に説明できる。
とうか増えるのは、幅を広げるための作業みたいなものである。 【続く】