技術が大事なことは誰でも理解できる。
しかし、技術がある程度発達した現代は、データ・情報ではあまり差がつかなくなってきていると感じる。
教科書や文献などの情報は療法士であればみんな同じ情報を得る努力をすれば持っている。
新しい知見などは、論文になった時点で手に入れようとすれば手に入る時代です。
しかし、そのようなことをせず怠けている人は別です。
一生懸命やるとか当たり前のことを議論するのは、時間のムダですし議論する価値はないので「一生懸命やっている」という前提では、みんな同じ条件になりますよね?
ですから解剖などの基礎や最新の知見などから臨床推察するのには、差は生まれないはずです。
しかし、結果は様々です。
まして、数年の経験で技術力が桁違いに差がつくことはありえないです。
恐らく、気持ちの要素が大きく関与すると思います。
そしてもう一つ大事なのが、局面だけをみないで全体を見て、的確な形勢判断を行う能力・感覚やリズムといったものが総合的に結果に現れると思います。
また、「これをやれば差がつく」といった魔法ははっきりわからないので、試行錯誤しながらやるしかありません。
常にベストのことをやろうとすることが継続的に出来て能力を引き出すことができると思います。
1日24時間しかありませんので日常生活も「臨床に役立つかもしれない」という視点で、考えて生活するといいと思います。その中から1つでも得ることができたらラッキー位の気持ちで日々取り組むことが結構役立ちます。