■『日々の祈り』から
(五井昌久著、高橋英雄編)白光出版
6月17日
「神の存在を認めぬと・・・・・」(1/4)
肉体未生以前の世界を思わず、肉体死滅以後の世界の存在を認めず、肉体未生以前より、肉体死滅以後までも一貫して、人間内部(幽体、霊体、神体を含む)に働きつづける神の存在を認識せぬ人たちの人間観からいたしますと、(2/4)
どうしても自他の生命に対する敬虔なる想い、生命への尊敬、生命礼拝の感情が、非常に薄弱なものになってくることは仕方のないことになるのであって、自己の肉体生存のため、自己の団体や組織のために、他の生命を損うことなどは、なんら心の痛まぬことになってくるのです。(3/4)
神を否定する想いには、生命を礼拝する精神も、自他を一体とみる愛の交流もあり得ないのであります。真実の愛の心とは、神がそこに現われている姿であります。(4/4)