日本テキサス・インスツルメンツは、5月30日から6月1日まで東京ビッグサイトで開催される展示会「ワイヤレスジャパン 2012」に出展する。
ブースでは、TI パートナー様各社によるデモ展示を中心に、ZigBeeシステム・オン・チップCC253xシリーズや、Bluetooth low energy対応システム・オン・チップCC254xシリーズの各RFモジュールを始めとする、TIのワイヤレス・コネクティビティ・ソリューションを紹介する。
主な出展内容
●SE2.0対応2.4GHz帯SoC 『CC2538』評価キット
●Bluetooth low energy対応 コンシューマ向けアドバンストリモート
●Bluetooth low energy CC2541DK-SENSOR
●ARIB STD-T108準拠920MHz帯対応Sub-1GHzハイパフォーマンスライン・トランシーバ『CC112x/CC1200』
●StellarisR2.4GHz BluetoothRワイヤレス・キット
●AM335xプロセッサ評価モジュール/WL1271モジュール基板展示
●SimpleLink Wi-Fi CC3000/ MSP430-FRAM評価キット展示
●SimpleLink GPS CC4000/MSP430F5529評価キットでのデモ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120527-00000001-rbb-sci
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東京電力が5月26日午後3時30分現在として発表した福島第一原子力発電所の状況は以下の通り。
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※5月24日午後1時30分頃、3号機建屋内のタンク類の状況確認を目的とした調査を行っていたところ、3号機廃棄物地下貯蔵設備建屋内の廃スラッジ貯蔵タンク周辺に水が溜まっていることを確認。溜まり水の量は全体で約610立方メートルと推定しているが、溜まり水は建屋内に留まっており、建屋外に水が流出する可能性はない。なお、雰囲気線量率はタンク上部にて0.02ミリシーベルト/hであり、バックグラウンドと同等であるため、溜まり水は壁の貫通部から地下水ないしは雨水が流れ込んでいるものと推定している。今後、あらためて現地確認を行い、止水処理を実施する予定。
※5月23日午前10時15分、タービン建屋地下から集中廃棄物処理施設(プロセス主建屋)へ溜まり水の移送を開始。5月26日午前9時28分、移送を停止。
※発電所西門に設置してある可搬型モニタリングポストについて、5月26日午前10時30分頃、データが免震重要棟監視盤にて読み取れない事象が発生していることを確認。なお、午前10時30分以降のデータについては無線式のモニタリングポストシステムにおいて代替監視を継続しているため、データの監視に問題はない。原因については調査中。
※5月26日午前11時頃より、4号機使用済燃料プールスキマサージタンクの水位が上昇傾向にあることが確認されたため、4号機使用済燃料プールで運転中の塩分除去装置(モバイルRO装置)の状態を確認。その結果、入口側流量計の不調が確認されたため、同日午後3時21分に同装置を停止。流量計については修理を実施する事とし、スキマサージタンク水位の上昇については現在調査中。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120526-00000010-rbb-sci
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※5月24日午後1時30分頃、3号機建屋内のタンク類の状況確認を目的とした調査を行っていたところ、3号機廃棄物地下貯蔵設備建屋内の廃スラッジ貯蔵タンク周辺に水が溜まっていることを確認。溜まり水の量は全体で約610立方メートルと推定しているが、溜まり水は建屋内に留まっており、建屋外に水が流出する可能性はない。なお、雰囲気線量率はタンク上部にて0.02ミリシーベルト/hであり、バックグラウンドと同等であるため、溜まり水は壁の貫通部から地下水ないしは雨水が流れ込んでいるものと推定している。今後、あらためて現地確認を行い、止水処理を実施する予定。
※5月23日午前10時15分、タービン建屋地下から集中廃棄物処理施設(プロセス主建屋)へ溜まり水の移送を開始。5月26日午前9時28分、移送を停止。
※発電所西門に設置してある可搬型モニタリングポストについて、5月26日午前10時30分頃、データが免震重要棟監視盤にて読み取れない事象が発生していることを確認。なお、午前10時30分以降のデータについては無線式のモニタリングポストシステムにおいて代替監視を継続しているため、データの監視に問題はない。原因については調査中。
※5月26日午前11時頃より、4号機使用済燃料プールスキマサージタンクの水位が上昇傾向にあることが確認されたため、4号機使用済燃料プールで運転中の塩分除去装置(モバイルRO装置)の状態を確認。その結果、入口側流量計の不調が確認されたため、同日午後3時21分に同装置を停止。流量計については修理を実施する事とし、スキマサージタンク水位の上昇については現在調査中。
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IPOを果たしてさらに勢力拡大を進める Facebook が、今度は Opera の買収を検討しているといううわさが出てきました。リンク先 Pocket-Lint が匿名ソースの証言として伝えるところによると、Facebook は Opera の買収で独自のウェブブラウザを開発し、デスクトップおよびモバイルで Chrome や Safari 、IE、Firefox などと競合するブラウザ市場への参入を検討しているとのこと。
Facebook が Opera Software 買収を検討中?
ブラウザ市場への参入といえば、Chrome でさえ当初はなぜ今さらという声がありました。しかし Facebook は独自ブラウザどころか独自OSを開発して土台のレベルからプラットフォームを固めようとしている説すら以前からささやかれており、自前でイチから開発するよりも、すでに Opera Mini でモバイル向けでも実績ある Opera を買って済ませるという説明は理解できます (......)
一方 The Next Web では Opera に近い筋からの情報として、Opera Software の経営陣はより大きな企業への身売りを検討しており、実際に候補となる企業との話し合いを持っていると伝えています。相手が Facebook かどうかはこの情報筋も未確認としてつつ、候補のひとつに入っていたとしても「筋は通る」とのコメントです。
当然というべきか、Facebook も Opera も買収話についてはコメントしていません。今回のうわさの真偽はさておき、Facebook の独自ブラウザという話そのものについていえば、結局は膨大なユーザーの交友関係と趣味趣向を把握することが本業である以上、facebook 外のすべてのウェブについても行動を把握する仕組みを導入でき、ユーザー向けには「facebookユーザーなら絶対便利な公式ブラウザ」やら「別にブラウザを開く必要がない統合 facebookアプリ」として提供する戦略は想像できます。facebook と Opera 両方のユーザーにとっては気になる、Facebook は使わない Opera ファンには気が気ではないニュースかもしれません。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120526-00007215-engadget-sci
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Facebook が Opera Software 買収を検討中?
ブラウザ市場への参入といえば、Chrome でさえ当初はなぜ今さらという声がありました。しかし Facebook は独自ブラウザどころか独自OSを開発して土台のレベルからプラットフォームを固めようとしている説すら以前からささやかれており、自前でイチから開発するよりも、すでに Opera Mini でモバイル向けでも実績ある Opera を買って済ませるという説明は理解できます (......)
一方 The Next Web では Opera に近い筋からの情報として、Opera Software の経営陣はより大きな企業への身売りを検討しており、実際に候補となる企業との話し合いを持っていると伝えています。相手が Facebook かどうかはこの情報筋も未確認としてつつ、候補のひとつに入っていたとしても「筋は通る」とのコメントです。
当然というべきか、Facebook も Opera も買収話についてはコメントしていません。今回のうわさの真偽はさておき、Facebook の独自ブラウザという話そのものについていえば、結局は膨大なユーザーの交友関係と趣味趣向を把握することが本業である以上、facebook 外のすべてのウェブについても行動を把握する仕組みを導入でき、ユーザー向けには「facebookユーザーなら絶対便利な公式ブラウザ」やら「別にブラウザを開く必要がない統合 facebookアプリ」として提供する戦略は想像できます。facebook と Opera 両方のユーザーにとっては気になる、Facebook は使わない Opera ファンには気が気ではないニュースかもしれません。
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ヘッドフォンからテレビ、ホームシアターまで、さまざまなジャンルの数多あるAV系新製品のなかから注目の新製品をピックアップし、いち早いレビューをお送りしていく「野村ケンジのぶらんにゅ~AV Review」。今回はソニーの新型ヘッドフォン「MDR-MA900」の試聴レビューをお届けしよう。
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ヘッドフォンとイヤフォン。同じジャンルに属する製品ながらも、使われ方がかなり異なっているのは皆さんご承知のとおり。なかでもオープンエアータイプと呼ばれる開放型ハウジングを持つヘッドフォンは、屋内、しかも音漏れがある程度許される環境でしか利用できないため、比較的ユーザーを選ぶ製品であることは確かだ。しかし同時に、オープンエアーならではの、ヘッドフォンとは思えない広がり感のある開放的なサウンドという、何者にも代え難い大きな魅力も持ち合わせており、それをよしとする根強いファンが少なからずいることも確かだ。
そんなオープンエアータイプのヘッドフォンが、新たにソニーからリリースされた。「MAシリーズ」と名付けられたこの新シリーズは、実売想定価格で2350円のエントリーモデル(MDR-MA100)から2万9500円のハイエンドモデル(MDR-MA900)まで、幅広いラインアップを用意しているのが特長。そのなかでも今回は、最上級モデルの「MDR-MA900」を借用し、その実力のほどをチェックすることにした。
まず外観を見て気がつくのは、往年の名機「MDR-F1」をほうふつとさせる、個性的なデザインを持つことだ。ドライバー口径が70mmと超大型のため、「MDR-F1」のような“ドライバーユニットが浮いている”感はなくなったが、構造的にはそれに近い。そのサウンドを大いに期待させるフォルムだ。
約195グラムという軽量さのおかげか、装着感はいたって良好だ。大口径ユニットを採用しているため、MDR-F1ほどの開放感はないものの、それでも一般的な開放型ハウジングに比べて、かなりの開放感がある。一方で、ヘアバンドが細い点もなかなかに良好。人によっては耐久性を心配するかもしれないが、特に不安な印象はなかったし、逆にメリットに感じる人の方が多いだろう。
ケーブルは着脱式ではなく、また両出しタイプのため、片出しタイプに慣れた人は少々うっとうしく感じるかもしれない。とはいえ、細めのケーブルを使用していることもあって、慣れてしまえばそれほどジャマに感じることはないだろう。
●開放的に楽しめる、軽快なサウンド
スタイルの通り、開放的な音。音場のスムーズな広がりは、一般的なオープンエアータイプよりも一段上を行くレベルだ。高域側の倍音成分のそろいの良さも、伸びやかさをさらに高めてくれている。また、軽量ボディーのイメージそのままの、テンポの良い軽快なサウンドもいい。おかげでグルーブ感も高く、リズミカルなサウンドが楽しめる。
低音は、量感こそしっかりと確保されているものの、軽めの音色であるため、人によっては少々ディープさが足りないと感じるかもしれない。とはいえ、それはあくまでも音色的な好みの範ちゅうの話。サウンドバランスとしては、なかなかに良好だし、サウンドクオリティー、とくに解像度感の高さやニュアンス表現の細やかさに関しては、さすが高級モデルと思えるレベルを確保している。
自宅で、長時間ヘッドフォンを使いたいという人には、ピッタリの製品だろう。金属フレームなどを採用して、もう少しマテリアル的な存在感を出してほしかった気もするが、この軽量さと、ノリの良い軽快なサウンドを前にすると、さまつな問題に思えるから面白い。どちらにしても、なかなか完成度の高い製品であることは確かだ。
→ソニーストアで「MDR-MA900」を購入する大口径70mmドライバーユニットが限りなく自然な音場を再現。圧倒的なスケール感と解放感を実現するフルオープンエア型ヘッドホン。価格は2万4800円(税込/5月25日現在)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120525-00000083-zdn_lp-sci
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ヘッドフォンとイヤフォン。同じジャンルに属する製品ながらも、使われ方がかなり異なっているのは皆さんご承知のとおり。なかでもオープンエアータイプと呼ばれる開放型ハウジングを持つヘッドフォンは、屋内、しかも音漏れがある程度許される環境でしか利用できないため、比較的ユーザーを選ぶ製品であることは確かだ。しかし同時に、オープンエアーならではの、ヘッドフォンとは思えない広がり感のある開放的なサウンドという、何者にも代え難い大きな魅力も持ち合わせており、それをよしとする根強いファンが少なからずいることも確かだ。
そんなオープンエアータイプのヘッドフォンが、新たにソニーからリリースされた。「MAシリーズ」と名付けられたこの新シリーズは、実売想定価格で2350円のエントリーモデル(MDR-MA100)から2万9500円のハイエンドモデル(MDR-MA900)まで、幅広いラインアップを用意しているのが特長。そのなかでも今回は、最上級モデルの「MDR-MA900」を借用し、その実力のほどをチェックすることにした。
まず外観を見て気がつくのは、往年の名機「MDR-F1」をほうふつとさせる、個性的なデザインを持つことだ。ドライバー口径が70mmと超大型のため、「MDR-F1」のような“ドライバーユニットが浮いている”感はなくなったが、構造的にはそれに近い。そのサウンドを大いに期待させるフォルムだ。
約195グラムという軽量さのおかげか、装着感はいたって良好だ。大口径ユニットを採用しているため、MDR-F1ほどの開放感はないものの、それでも一般的な開放型ハウジングに比べて、かなりの開放感がある。一方で、ヘアバンドが細い点もなかなかに良好。人によっては耐久性を心配するかもしれないが、特に不安な印象はなかったし、逆にメリットに感じる人の方が多いだろう。
ケーブルは着脱式ではなく、また両出しタイプのため、片出しタイプに慣れた人は少々うっとうしく感じるかもしれない。とはいえ、細めのケーブルを使用していることもあって、慣れてしまえばそれほどジャマに感じることはないだろう。
●開放的に楽しめる、軽快なサウンド
スタイルの通り、開放的な音。音場のスムーズな広がりは、一般的なオープンエアータイプよりも一段上を行くレベルだ。高域側の倍音成分のそろいの良さも、伸びやかさをさらに高めてくれている。また、軽量ボディーのイメージそのままの、テンポの良い軽快なサウンドもいい。おかげでグルーブ感も高く、リズミカルなサウンドが楽しめる。
低音は、量感こそしっかりと確保されているものの、軽めの音色であるため、人によっては少々ディープさが足りないと感じるかもしれない。とはいえ、それはあくまでも音色的な好みの範ちゅうの話。サウンドバランスとしては、なかなかに良好だし、サウンドクオリティー、とくに解像度感の高さやニュアンス表現の細やかさに関しては、さすが高級モデルと思えるレベルを確保している。
自宅で、長時間ヘッドフォンを使いたいという人には、ピッタリの製品だろう。金属フレームなどを採用して、もう少しマテリアル的な存在感を出してほしかった気もするが、この軽量さと、ノリの良い軽快なサウンドを前にすると、さまつな問題に思えるから面白い。どちらにしても、なかなか完成度の高い製品であることは確かだ。
→ソニーストアで「MDR-MA900」を購入する大口径70mmドライバーユニットが限りなく自然な音場を再現。圧倒的なスケール感と解放感を実現するフルオープンエア型ヘッドホン。価格は2万4800円(税込/5月25日現在)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120525-00000083-zdn_lp-sci
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理化学研究所(理研)、東京大学(東大)、神戸大学、広島大学、高輝度光科学研究センター(JASRI)は、人工化合物Cd2Os2O7のオスミウム(Os)原子が、内向きと外向きという2通りの電子スピンの向きを持つことを発見した。この発見によって磁石の性質を持たない新しい磁気記録材料の可能性が広がるという。同成果は、理研放射光科学総合研究センター スピン秩序研究チーム有馬孝尚チームリーダー、東大 物性研究所 山浦淳一 助教らを中心とした共同研究グループによるもので、米国の物理専門誌「Physical Review Letters」オンライン版(5月28日付)に掲載される予定。
多くの物質は温度を変えても電気の伝わりやすさはあまり変化しないが、ある種の金属酸化物は、温度を変えることで金属から半導体へと変化する。このような変化を示す物質の一部は、さまざまなセンサ材料や調光材料として応用されており、また超伝導の性質を持つ可能性もあることが知られているため、金属から半導体になる物質群の実用を目指した応用研究が進められている。
今回、共同研究グループが注目した人工化合物Cd2Os2O7もそのような特長を示す物質の1つで、パイロクロアという天然鉱物と同じ構造を持つ人工金属酸化物である。4個のOs原子がちょうど正四面体の頂点に位置し、さらにその正四面体がつながるように結晶を作っている。
Cd2Os2O7は室温では電気をよく通すが、-52℃以下に冷やすと半導体になる。30年以上前、米国の研究グループが、半導体になると同時に電子スピンが整列していると考えられる実験結果を報告していたが、本当に整列しているかどうかは不明であった。この物質の性質を詳細に調べるためには、電子スピンの配列を理解することが重要であり、通常の電子スピンの配列の調査方法としては、中性子を当ててその跳ね返り方を調べることが行われるが、Cd2Os2O7は中性子を吸収してしまう性質があるため、同手法が使えず、測定することができていなかった。今回、研究グループは、大型放射光施設SPring-8の放射光X線を用いた実験と観察による解明を試みた。
研究グループでは、Cd2Os2O7を構成している3元素(カドミウム、オスミウム、酸素)の中で、磁性の性質を持つ可能性が高いOs原子に着目。 Os原子が反応する0.114nmの波長を持ったX線を-52℃以下に冷やしたCd2Os2O7の結晶に当て、X線の跳ね返る方向と強さを精密に調べることで、Os原子の周りを回る電子スピンの配列の調査を行った。
その結果、Os原子が作る正四面体の頂点にある電子スピンの向きが内側か外側のどちらかを向く2通りの配列があることが判明した。
この特徴的な配列は、電子スピン同士が磁性を打ち消し合うため、物質全体としては磁石の性質を持ちませんが、デジタル的な0と1を表現することができる。また、これまでの磁気記録材料は、強い磁石に近づけると誤消去される欠点を持っていたが、今回発見した電子スピンの配列は磁化を持たないため、強い磁石を近づけても0と1の間の誤消去が起きにくいこととなる。
今回、発見したCd2Os2O7の電子スピンの配列は、誤消去されにくく磁石の性質を持たない新しい記録材料としての可能性を有しているという。ただし、その出現温度が室温以下であり、またカドミウムやオスミウムには毒性があるため、実用化には課題が多く残されていることとなる。
そのため研究グループでは今後、今回の発見を生かして、外部刺激に対するCd2Os2O7の特性を詳細に調べると同時に、同じ型の電子スピン配列を持ち、かつ実用化可能な物質の創出を目指すとしており、これらの研究を通じて、これまでの磁気記録にはない特長を持つ新しい記録材料やこの電子スピン配列に伴う電気抵抗の変化を利用したセンサなどの次世代技術応用へと結び付けたいとしている。
[マイナビニュース]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120525-00000032-mycomj-sci
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多くの物質は温度を変えても電気の伝わりやすさはあまり変化しないが、ある種の金属酸化物は、温度を変えることで金属から半導体へと変化する。このような変化を示す物質の一部は、さまざまなセンサ材料や調光材料として応用されており、また超伝導の性質を持つ可能性もあることが知られているため、金属から半導体になる物質群の実用を目指した応用研究が進められている。
今回、共同研究グループが注目した人工化合物Cd2Os2O7もそのような特長を示す物質の1つで、パイロクロアという天然鉱物と同じ構造を持つ人工金属酸化物である。4個のOs原子がちょうど正四面体の頂点に位置し、さらにその正四面体がつながるように結晶を作っている。
Cd2Os2O7は室温では電気をよく通すが、-52℃以下に冷やすと半導体になる。30年以上前、米国の研究グループが、半導体になると同時に電子スピンが整列していると考えられる実験結果を報告していたが、本当に整列しているかどうかは不明であった。この物質の性質を詳細に調べるためには、電子スピンの配列を理解することが重要であり、通常の電子スピンの配列の調査方法としては、中性子を当ててその跳ね返り方を調べることが行われるが、Cd2Os2O7は中性子を吸収してしまう性質があるため、同手法が使えず、測定することができていなかった。今回、研究グループは、大型放射光施設SPring-8の放射光X線を用いた実験と観察による解明を試みた。
研究グループでは、Cd2Os2O7を構成している3元素(カドミウム、オスミウム、酸素)の中で、磁性の性質を持つ可能性が高いOs原子に着目。 Os原子が反応する0.114nmの波長を持ったX線を-52℃以下に冷やしたCd2Os2O7の結晶に当て、X線の跳ね返る方向と強さを精密に調べることで、Os原子の周りを回る電子スピンの配列の調査を行った。
その結果、Os原子が作る正四面体の頂点にある電子スピンの向きが内側か外側のどちらかを向く2通りの配列があることが判明した。
この特徴的な配列は、電子スピン同士が磁性を打ち消し合うため、物質全体としては磁石の性質を持ちませんが、デジタル的な0と1を表現することができる。また、これまでの磁気記録材料は、強い磁石に近づけると誤消去される欠点を持っていたが、今回発見した電子スピンの配列は磁化を持たないため、強い磁石を近づけても0と1の間の誤消去が起きにくいこととなる。
今回、発見したCd2Os2O7の電子スピンの配列は、誤消去されにくく磁石の性質を持たない新しい記録材料としての可能性を有しているという。ただし、その出現温度が室温以下であり、またカドミウムやオスミウムには毒性があるため、実用化には課題が多く残されていることとなる。
そのため研究グループでは今後、今回の発見を生かして、外部刺激に対するCd2Os2O7の特性を詳細に調べると同時に、同じ型の電子スピン配列を持ち、かつ実用化可能な物質の創出を目指すとしており、これらの研究を通じて、これまでの磁気記録にはない特長を持つ新しい記録材料やこの電子スピン配列に伴う電気抵抗の変化を利用したセンサなどの次世代技術応用へと結び付けたいとしている。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120525-00000032-mycomj-sci
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