WBS 

30th Anniversary 

TV TOKYO 5月7日(月)

 

 

中国北東の街 丹東 

 

 

川の向こうに見えるのは

北朝鮮 です 

 

中朝の貿易額の 7割以上 が 

この地で取引されます 

 

 

中心部から南に凡そ10キロ 

 

 

中朝を結ぶ 新しい橋 

(新鴨緑江大橋) が

架かっていました 

 

建設費の全額を 

中国側が負担し 

3年前にほぼ完成 しかし

 

丹東市民 

 

完成して 暫く経つが 

車は1台も通っていない 

 

 

北朝鮮への制裁が続く中 

閉ざされてきた 国境の橋 

 

しかし 

融和ムードが高まる今 

大きな変化 が訪れています 

 

 

 

 

この日 橋の近くで

新築マンション 

が発売されました 

 

 

発売イベントでは 

造花の桜や 

 

 

幸運を齎すとされる孔雀で 

華やかに演出 

 

 

会場は 大勢の客で 

すし詰め状態 

 

 

マンションの模型を 

真剣にチェックしています

 

販売スタッフ 

1㎡あたり11万円 

 

客 

かなりお得だね 

 

売れ筋の物件は 

100㎡程度で 1,000万円ほど 

 

 

熱気の中 

次々と契約が

成立していきます

 

販売スタッフ 

 

北朝鮮が経済開放したら 

先ずは丹東 だから 

北京や上海からも

買いに来るのよ 

 

 

不動産価格は 

ずっと 上がり続けるわ

保証します

 

中朝関係が改善し 

北朝鮮への国連制裁が

解除されれば

新たな橋が開通して 

貿易関連業者が 

此処に拠点を構え 

周辺も栄える

と見ているのです 

 

 

会場には 

南北首脳会談で合意された 

板門店 (パンムンジョム)宣言

の内容が貼り出され 

 

 

その下に

朝鮮半島の平和と発展は

ビジネスチャンス 

の文字が 

 

 

実は板門店宣言では 

南北の鉄道を繋げる方針が 

確認されました 

 

 

実現すれば 

韓国 ソウル から

平壌 を経由して 

北京 までが 

線路で一続きになるのです 

 

 

その経由地となる丹東は 

貿易拠点としても 

発展が期待されます 

 

これを受け 

不動産が 鰻上りに高騰 

 

(丹東の不動産価格は

南北首脳会談以降) 

2日間で

6割近く 

価格が上昇 したケースも 

伝えられています

 

購入者 

将来の

投資のために買ったの 

 

購入者 

橋の近く (の物件) は 

1㎡ (あたり約) 3万円が

8万円以上 になったよ

 

一方で 

こうした〝不動産バブル〟を

警戒 する動きも 

 

 

街には

「不動産は 

住むためのものだ」 と 

行き過ぎた投資を控えるよう 

呼びかける広告が 

掲げられています 

 

また 地元当局が

(不動産) 販売に

制約を設けるのではないか 

との見方もでています

 

販売スタッフ 

 

間もなく 

販売制限がかかるようだけど 

そのときは

こっそり売るしかないわ 

 

 

対話路線を進めるものの 

未だ先行き不透明な北朝鮮 

 

しかし 経済は 

既に動き出しています