2013年
2月9日 土曜日 報道特集 【TBS】



『死刑囚の最期の言葉とは』




元執行官


「これは
私がいつまで経っても
忘れようにも
忘れられない事だけども、

要するに足元の踏み板がですね
スッとこう外れた時に
彼はねぇ、
「お世話になりましたぁー」
って言ったんですよね

勿論、外れた瞬間に
言い出した言葉ですから、
「なりましたぁー」って
言った時にはもう
身体が下に落ちながらっていう
そういうタイミングですけどねぇ

だから、
尾を引くような感じでね
私の耳には残ってますねぇ

「お世話になりましたぁー」
って言ったんですよ」




この言葉が、
誰に対してのものかは
わからない



彼は、執行直前
キリスト教の儀式に因んだ
俳句も詠んでいた


“朝寒や 聖餐式の 灯火に”