9月5日(水)WBS【特集】


新しい商品を生み出すには
どうすればいいのか、
企業にとって常に頭を悩ますものですが。

馴染みのあるものを逆の見方をする事で
新しいものに作り替える、
そんな発想を生かす取組を取材しました。





【逆転の発想で価値を見いだせ!】


福岡市の中心街。

1821年からこの場所で事業を続ける、
「福萬醤油」がある。


店内を覗くと、醤油の瓶が並ぶ、
更に、その奥には、
醤油に合わせたランチを提供する
レストランを経営していた。





シュシュっとしているのは
スプレー式の醤油。


開発したのは、
福萬醤油7代目の大浜さん。


ワンプッシュ0.1ml、塩分は0.02gと
非常に少ない。


通常の醤油差しに比べ、
使用量は凡そ1/30。


しかし、しっかりと味が付き、
無駄もなく減塩にも役立つ
画期的な醤油だ。



(福萬醤油、7代目:大浜大地:社長)


量を多く売りたいメーカーの考え方
ではなく、少ない量を売るとゆう
新しい商い。





新たな価値が、
千葉県我孫子市でも産声をあげた。


今年の夏から
新しい食材を天ぷらに加えているとゆう
「天ぷら、中むら家」。


その食材が“あみえび”、
この店では、かき揚げや野菜天ぷらに
あみえびをふんだんに使っている。





“あみえび”を天ぷら店に紹介していた
のは「みやま食品工業」、
今年6月から、あみえびの袋詰めを
スーパー等で販売している。


50g入りで300円台前半、
香りの良さが人気を呼んでいるとゆう。


実はこの“あみえび”、
ツノナシオキアミとも喚ばれ、
釣りの撒き餌として使われている海老だ。


なぜ食用にする発想を思い付いたのか。


海老が水揚げされている、
東日本大震災の被災地・岩手。


水産加工会社・川秀の川端社長。


工場の中に、まだ機械はない。


川端社長が向かったのは工場の屋根の上、
9つあった工場は、7つが全壊、
製品在庫の被害は10億円以上に昇った。


それでも川端社長が諦める事はなかった。



(「川秀」:川端社長)

それが、“あみえび”の加工とゆう
新たな事業。


実はこの“あみえび”、
カルシウムやたんぱく質など
栄養価が非常に高く、
岩手では豊富に水揚げされている。





新事業は、
津波被害で閉鎖されていた電子部品工場を
買い取って改修し、
今年4月に立ち上げた。


今後、雇用にも繋がる新素材“あみえび”
に社長は大きな期待を寄せている。





既に逆転の発想で成功をおさめた企業が
大阪にある。


やってきたのは
イラストレーターの若者たち、
彼等の目的は手拭い工場。


若者たちがデザインする手拭いを
生産するとゆう。


この工場で作る手拭いは、
明治時代に大阪で確立された
「注染」とゆう技術。


染料を生地に注ぎ、
糸を染め上げる技術だ。

ただ、“にじみ”が出やすいとゆう。


刺激を受けた若者たち。


従来、不良品とされていた“にじみ”、
あえて前面に押し出した。


今までにない手拭いに若者が反応、
評判が評判を呼んだ。


小さな町工場にも
「注染」の技術に魅せられた若者が
集まるようになった。


更に、3年前に始めた手拭い直営店も
4店舗と増えた。





若い女性客があとを絶たない。



(「にじゆら」大阪中崎町本店
大阪市・北区)


“にじみ”とゆう言葉に、
長年ストレスを感じていた中尾社長だが。



(大阪・堺市「ナカニ」
中尾雄二:社長)


「“にじみ”が逆転の発想で注染の魅力
だと自信を持って発信した事が
少しずつ実を結びつつある、
逆転の発想、すごく良かったと思う。」


逆の目線で見てみる、
そして、新たな価値を見付け出す、
そこにビジネスのヒントが隠れている
かもしれない。





【WBSコメンテーター
三菱UFJリサーチ&コンサルティング
五十嵐敬喜のコメント】





【“消費者の心”掴むには】


「生産者の目線で
良いとか駄目とか思って作ったり、
作らなかったりするのではなくて、
消費者に目線を変えてみたら
こんな巧くいったってゆう話ですよね。

別の言い方すると、
生産者が作りたいもの作って、
売るだけでは駄目ですよってゆう事でも
あると思うんですよね。

喜ばれるニーズのあるものを作ると
売れるんだけど、ニーズって
消費者に聞いたらわかりますか?
ってゆうと、
“にじみ”の例でもわかるように、
そんな事はないわけですよね。

仮説をたててぶつけてみないといけない
ところがあるんですけども、
ものづくり得意な日本はですね、
陥ってしまう間違いがある
と思うんですけども、
良いもの作ったら売れるってゆう
思いがあって。

電車の広告で印象に残っているのが
あるんですけども、
携帯の広告でね、

わが社の携帯には小さな穴が空いてて、
センサーが入ってます。と、

正しい温度や湿度がわかるんです。と、
携帯、熱持つから難しいんだけど、

わが社の技術ではクリアしました。と、
お陰で、それがわかるだけじゃなくて、
快適指数がわかる、
鍋物指数がわかる、
アイス指数がわかる。

って書いてあるわけです。

今日の温度、湿度がアイスクリームや
鍋物にどれくらい相応しいか
指数でお教えします。って、
余計なお世話ですよね。

この技術は難しかったかもしれないけども
製品化して、これかよって
感じがしますよね。

作りたいもの作ってるとそんな事に
なりかねないので、
もうちょっと視点を変えて見る事が
必要だと思いますけどもね。」















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