資産運用フォーラム
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個別株式投資との比較その①

前回は「投信選定の難しさ⑧「投資信託の仕組がわかり難い」でした。


今回からは株式や債券との比較から投信の利点を確認します。今回は「個別株式投資との比較その①」です。


 株式で儲けたという話しはよく聞きますが、誰もが同じように株式投資で儲けるいるで
しょうか? ほとんどの投資家が行っているのは短期投資であり、上昇局面では儲かるこ
ともあるでしょうが、下落局面ではそれ以上に損していることが多いものです。中長期で
コンスタントに利益を上げるためには企業調査のための高いスキルが必要で、十分な時間
と調査費用が必要となります。簡単に手に入る情報だけで、勝ち続けて行くことは難しく、
投資のつもりが、いつのまにか、投機になってしまわないように注意が必要です。また、
短期投資であればあるほど、株価の短期的な動向には注意が必要です。片手間ではできな
い作業です。さらに、株式のトレードについては心理的な影響が強く、行動ファイナンス
理論として注目されているように、プロであっても投資行動に気付かないバイアスが働き、
結果的に非合理な投資行動になってしまう傾向があります。これを克服するにはしっかり
とした訓練と、そして最も重要なものとしてセンスの良さが必要となります。手間暇を掛
けずに資産形成を達成することは非常に難しいと言えます。

その②では続きとして投信について書きます。


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投資信託の仕組がわかり難い

前回は「投信選定の難しさ⑦ 「手数料などのコストがばらばらでわかり難い」でした。


今回は「投資信託の仕組がわかり難い」です。


ほとんどが上場物ではありませんので、多くのバリエーションがあります。約定日が当日であったり、翌日(厳密には翌営業日と言います。)であったりします。売買代金の受渡日が4営業日であったり、5営業日であったり、ファンド・オブ・ファンズでは7営業日と長いものがあります。信託財産留保金がついてたり、ついてなかったり。償還乗換え優遇がついていたり、ついていなかったり。個別元本というものがあり、税金が取られたり,取られなかったり。基本的な仕組、用語はホームページのリンク・サイトでご確認下さい。いづれにしても、これらはファンド選定の観点からはチェックは必要ですが、運用パフォーマンスを大きく左右するものではありません。


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投信選定の難しさ⑦

前回は「投信選定の難しさ⑥ 「どのカテゴリーを選ぶか」でした。


今回は「手数料などのコストがばらばらでわかり難い」です。


 今後テーマとして改めて扱う予定です。一般的に手数料は少ない方がいいのは言うまでもありません。ただし、運用会社、販売金融機関とも無闇に高い手数料を取ることは少なくなっており(外国籍のファンドはまだ見えない部分がありますが)、想定される期待リターンに見合ったものになりつつあると思われます。従って、コストが低いのは想定リターンも低く、それなりの水準は期待できないことになります。問題は想定期待リターンを達成できないこと、低い想定リターンでリスクを抑えるつもりが下落が想定幅よりも大きくなることです。それを評価するのは前述の基準となります。


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ヘッジ・ファンドその2

ヘッジ・ファンドについて(その2)。年金基金の多くが投資しているヘッジ・ファンドの御三家はファンド・オブ・ヘッジ・ファンズ、マーケット・ニュートラル、ロング・ショートだそうです。いづれもリスクを抑えることを主眼においたタイプです。個人の投資家にとってこれらの商品は魅力があるでしょうか。年金基金のように大規模資金を運用している富裕層にとってはあり得る選択だと思いますが、資産形成を考えている投資家にとってはリターンが低いのではないかと思います。ロング・ショートはロングかショートにバイアスをかけて高いリターンを目指す傾向がありますが、他の2タイプはリスクもリターンも一般的に低いものです。中長期投資でリスクを分散しようとしているのですから、期待リターンは高くないと意味がありません。


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ファンド・オブ・ファンズ(FOF)

ファンド・オブ・ファンズ(以下FOF)が増えてきています。FOFとは複数のファンドを組入れるファンドのことですが、最近はヘッジ・ファンドと一緒に話されるケースが多いようですね。ヘッジ・ファンドの場合はファンド・オブ・ヘッジ・ファンド(FOHF)となりますが、FOF自体は形態の一つであって、パフォーマンスには直接関係ありません。あくまでも投資対象が何であるか、どの様に運用されているかが重要です。FOFが一般化されて(制限が緩和されてきて)、国内投信も運用の自由度が広がってきており,いいことだと思います。


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投信選定の難しさ⑥

このコーナーでは正しい投信選定についてご説明します。


前回は「投信選定の難しさ⑤ 運用会社の合併などによる運用体制の変更」でした。


今回は「どのカテゴリーを選ぶか」です。

 投資対象として株式、債券、国内、海外などの組合せにより、3年程度の期間でも収益に差が出てきます。これ自体は相場のことですから、見通しは非常に難しくなります。これは株式,債券の直接投資においても同じことが言えます。投信選定の難しさではなく、相場の難しさであるということですが、株式、債券とは異なり、より分散された投信を選ぶことも可能で、投信だからより進んだ分散投資を実現できるとも言えます。より分散した投資を行うかどうかがファンド選定でもポイントとなります。単純な日本株投信に投資することも可能ですし、グローバル株式投信、さらにグローバル株式とグローバル債券に投資するバランス型投信と分散を進めることができます。


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投信選定の難しさ④

このコーナーでは正しい投信選定についてご説明します。


前回は「投信選定の難しさ③ ファンド・マネージャーの実績がわかり難い。」でした。


今回は「ファンド・マネージャーの交代。」です。


厄介な問題です。ファンド・マネージャーの交代は明かにファンドの一貫した運用にとってはよくないことです。パフォーマンスが悪いために交代するのは論外ですが、運用会社の都合やファンド・マネージャーが高い報酬を求め転職するなどは運用会社の責任でもあります。(個人の倫理観の問題は微妙なため敢えてコメントしません。) これはファンド・マネージャー個人の問題だけではなく、運用会社という組織の問題でもあり、見え難い厄介な問題ですが、ファンド選定の場合は要注意項目です。


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投信選定の難しさ③

このコーナーでは正しい投信選定についてご説明します。


前回は投信選定の難しさ②「ポートフォリオの中身がわかり難い」でした。

今回は「ファンド・マネージャーの実績がわかり難い。」です。


組入れ銘柄が事前にわからないのであれば、ファンド・マネージャーのスキルを確
認したい所ですが、これに関する情報もほとんどありません。1999年頃のITバブ
ルの時期にはカリスマ・マネージャーなどとファンド・マネージャーが前面に出る
ことが多くありましたが、その当時でもファンド・マネージャーの本当のスキルを
評価する十分なデータはありませんでした。投信の開示情報として運用担当者の長
期の実績は重要になってくると思われます。そして、優れた投信を選定するために
は実はこれが最も重要なポイントとなります。今後、具体的な例でファンド・マネ
ージャーの高いスキルを確認するアプローチについて説明します。


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投信選定の難しさ②

このコーナーでは正しい投信選定についてご説明します。


前回は投信選定の難しさ①「運用会社で選ぶのがいいか? どの運用会社がいいか?」でした。

今回は「ポートフォリオの中身がわかり難い」です。


株式であればIRが進んでおり、経営状態、財務状態が木目細かく開示されており、
その会社の商品の売上がどうなっているかなどを含め、調べる手段は数多くありま
す。一方で、投信の場合は目論見書に投資対象や運用方針の説明があっても具体的
な組入れ銘柄について事前に知ることはできず、ファンド決算の後の運用報告書で
しか確認できません。マンスリー・レポートやウィークリー・レポートなどで組入
れ上位の銘柄や運用状況を確認できますが、全体はわかりません。どうしても間接
的になっていまします。厳密にはポートフォリオの中身で判断するのは不可能で、
投資方針、投資対象を確認することでよしとせざるを得ません。これは特に新規フ
ァンドの場合にあてはまりますので、この難しさを避けるためには実績データが揃
っている既存のファンドから選定することが良い考えだと思います。また、組入れ
銘柄で判断できるのであれば、投信でなく、直接投資すればいいことです。


次回は「ファンド・マネージャーの実績がわかり難い。」です。


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投信選定の難しさとは①

このコーナーでは正しい投信選定についてご説明します。


  ご存知の様に、日本では1990年以降、株式市場の低迷が続き、水準的にはピークの3割弱(日経平均でほぼ4万円から直近では11000円強です。)ですから、株式投信についても中長期の資産形成に適う商品はほとんどありませんでした。下落局面でコンスタントに勝てる絶対リターンの投信は非常に限られています。更に、投信であれば必ず儲かる訳ではないこと、一方で数少ないけれども優れた投信があること、そして、それらを適切に選定すればデイトレードよりもリスクを取らずに着実に資産形成ができることなどをご理解いただきたいと思います。


 投資信託に投資する場合に、よくわからないけど何でもいいだろうでは当然失敗します。たくさん資金が集まっているから間違いないだろうと考えるのも間違いです。やはり然るべき判断基準を持って厳選しなければいけません。投信を選ぶ難しさがたくさんあるように思われるかもしれませんが、押えるべきポイントは多くありません。ここでは整理して基本的な項目についてどう考えるべきかについて解説します。


(1) 運用会社で選ぶのがいいか? どの運用会社がいいか?
 どの運用会社も同様の商品を扱っていて、一見同じように見えます。商品性の良さ
を維持するために運用会社の管理体制、組織は大切な部分ですが、私はこれは副次
的なものと考えています。そもそも、管理体制、組織などは一般の投資家には評価
し難い部分です。グループ力、グループのブランド、信頼性などは運用水準の高さ
を表すものではなく、絶対必要なものではありません。名の通った大企業グループ
の運用が上手いかというと、残念ながら逆の場合が多いのです。世界的にも優れた
運用をする運用会社は、むしろブティックという小さいところが多く、長期に高い
運用実績を上げています。運用はアートとサイエンスがうまく融合されていい結果
が生まれます。ポートフォリオ・マネージャーに一定以上の報酬を払う資金力は必
要ですが、単純に資本、規模の大きさは運用成績に直接関係ありません。実は大規
模な資金で優良な運用会社も吸収合併する傾向がありますが、同時にだめになる優
良な運用会社もいくつかあります。


次回は「ポートフォリオの中身がわかり難い」をご説明します。


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