双葉層群の化石産地で、露頭を薄く剥がしたら⋯



剥がした岩に⋯
主咬頭の一部と側咬頭、歯根の一部が見えています。


クリーニングしました。


舌側面です。




唇側面です。

高さ12mm、幅17mmのクレタラムナ属のサメの側歯化石です。

Cretalamna sp. (the Futaba group, Fukushima)



主咬頭先端部分の曲がりが大きいという特徴があります。





双葉層群の化石産地で写真のサメの歯化石を採取しました。


母岩からサメの歯化石の咬頭が飛び出しています。

クリーニング始めました。


歯冠全体像が見えました。
スクアルス科のサメの歯化石でした。


更にクリーニングを続け、母岩から外しました。


舌側面です。
高さ3mm、幅4mmです。





唇側面です。



主咬頭の切縁を拡大してみました。
細かな鋸歯が見られます。

 


歯根側から撮影しました。




歯冠側から撮影しました。




5月11日にアップしたスクアルス属のサメの歯化石に比べ唇舌方向に厚いことがわかります。


写真上が今回のサメの歯化石、下が5月11日にアップしたスクアルス属のサメの歯化石です。左右の幅を揃えて比較しやすくしました。歯冠、歯根とも今回のサメの歯化石の方が厚いことがわかります。



これらの特徴から、プロトスクアルス属のサメの歯化石と推定しました。

Protosquals sp. (the Futaba group, Fukushima)

小さなサメの歯化石ですが、属の比較ができる良好な化石が採取でしました。

双葉層群の化石産地で⋯




露頭を剥がしたら露頭表面にこんなものが⋯


サメの歯化石の歯根に違いない!
と確信し、大きめに露頭を剥がしてみたら⋯

 
剥がした岩の裏側に
咬頭の先端と思われるエナメル質が⋯ 
上手く剥がせたようです。



クリーニングしました。



舌側面です。
高さ22mm、幅13mmです。


唇側面です。

クレタラムナ属のサメの前歯化石だと思われます。


Cretalamna sp. (the Futaba group, Fukushima)



よくぞ歯根に気づいたな!という感じです。





双葉層群の化石産地で写真のサメの歯化石を採取しました。



主咬頭と両側の側咬頭、歯根も確認できる状態で産出しました。
歯根の一部の色が変わっていますが、ヒビが入っていたため瞬間接着剤で補強したものです。


歯根のヒビを補強しながらクリーニングしました。


舌側面です。
瞬間接着剤で歯根を補強したので、全体が黒っぽくなっています。



唇側面です。
高さ14mm、幅16mmのクレタラムナ属のサメの側歯化石です。

Cretalamna sp. (the Futaba group, Fukushima)


歯冠の色にグラデーションがかかっていて、綺麗だなと思います。

双葉層群の化石産地で写真のサメの歯化石を採取しました。

2mm四方程度の非常に小さいサメの歯化石が露頭から剥がした岩に付いていました。


クリーニングしました。


全体像が見えました。
非常に保存状態が良好な高さ3mm、幅5mmのスクアルス科のサメの歯化石でした。


慎重に母岩から外しました。



舌側面です。





唇側面です。
歯根の遠心端に突起がみられます。現存するツノザメの歯にも類似の突起が見られる種があります。(Squalus mitsukurii 等)


上側(歯冠側)から撮影しました。



 
下側(歯根側)から撮影しました。
歯が唇舌方向に薄いのがわかります。


これらの形状からスクアルス属のサメの歯化石だと考えています。


Squalus sp. (the Futaba group, Fukushima)


歯冠、歯根とも非常に保存状態の良いスクアルス属のサメの歯化石が採取できました。