昔々あるところに無い内定の学生がいた

「地方上級を受けよう 公務員になろう」

半年の勉強と狂気の果てにその無謀を成就しつつあった



だが2年前にその計画は台無しになった。

本籍地を尋ねられるような狂った最終面接で、だ。



だが


ヤツは心底あきらめなかった


誰も彼もが彼を忘れ去り 忘れ去ろうとした

だがヤツは暗闇の底で執念深く 確実に存在してきた

ゆっくりと  ゆっくりと  その枝葉を伸ばしながら



そうだとも 私は執念深く、根に持つタイプでね


くだらん結末など 何度でも覆してやるさ