映画ネタです。
『ミッドナイトスワン』
《簡単な内容》
トランスジェンダーの女性が、虐待を受けた親戚の子を預かる
映画 チョコレートドーナッツ以来の嗚咽よ。
瞼が腫れまくってるよ
意図なのか台詞が少なくて、だからこそリアルに感じる。
ペラペラ喋ることに、ホッとしてしまうような感覚に危機感も覚えた。
対比もすごくて、簡単に明暗。社会の明暗ね。
明暗といえど、表裏一体よねー 明でも暗いし、暗でも明かりはあるし。。
なんか凄かったな。。。
凪沙にとって一果は希望だったのかな。差別の中で同じ境遇の人たちと傷舐めあってるような生活。外を歩くのも必死。凪沙の生きてる姿は痛々しくて、崖スレスレを歩いてて自分を見失わないように、自分で自分を必死に守ってるようにみえた。だから、何を考えてるかわからない一果が初めて感情を爆発させた時、自分と似たものを感じたのかもしれないね。
一果が自分を大切にできるように、自分で自分を否定することがないように、やりたいことをさせてあげたい、ただただそれだけだったんだろうな。
凪沙は常に問うていたのかもしれない、生きる意味や自分というものに対して。そんな中でのなかば強制な一果との生活。一課に "意味" を見出しのかもしれないね。たぶんだけど、一果との生活がなかったら手術しなかったんじゃないかな。
そーいえば、実花先生と話してる時が一番ホッとした
一果さあ〜、喋れ!!何考えてるかわからないよねー、、凪沙が店の仲間に愚痴って時、お気持ちお察ししますだったもの。だもんで、いきなり椅子投げるとか、口あんぐりよ 個撮はねー、あのセット?でクルナとは思った
喋れ!!だけど、大変わかりやすくもあった。わからない…だけど、わかる。余分なことを言わない分はっきり出てるのよね。
彼女にとって凪沙に預けられたのは良かったんだな。母親には感情を出せなかったのが、凪沙には出していたものね。りんの死で再び壊れちゃったけど、凪沙が堂々と迎えにきてくれて、実花先生も通ってくれて、自分を取り戻したんだろうな。
凪沙と一果、スワン…瀕死の白鳥が浮かんでね。
2羽の瀕死の白鳥…凪沙は死を迎えたけど、一果は羽ばたけたんだなと。
凪沙の意思は一果へ活きてる、、凪沙は母になれたんだろうね。。