本日も長文になってしまいました。

無理な方はスルーをお願いします。



役者仲間の訃報が届きました。

三日三晩泣くということが起こりました。

なぜここまで感情を揺さぶられるのか自分でも全くわからず、気づけば号泣。

夜も寝れませんでした。

参列するまでの間 ワタシは考えました、なぜこんなにも揺さぶられるのかを。

今までもあっことなのに、なぜ彼に限ってこんなことになっているのかを。


彼との出会いは、2001年。23年前です。

同じ舞台に立ちました。大きな本格的な舞台は、お互い初のものです。

最初から何でもこなす人でした。難なくできる。

羨ましかったな。

役者としても魅力があり、人としても好かれる人でした。

この時、彼と一緒に出会っている彼女もいます。

この2人はもう1人と劇団を立ち上げ、今も地元静岡で活動しています。


出会った時からのことを思い出しながら、ワタシは考えていました。

気づきました。

ワタシは、彼・彼女から、刺激を、影響をもらっていたんだと。大いに。

ワタシは2人と今も、演劇を行なっていたのです。

2人がどう思っているかなんて知りません。

そんなことは どうでもいいです。

ワタシはともに、芸術に勤しんでいたんです。

だからこそ、あんなにも感情が揺さぶられたのだと気づきました。


ワタシ自身驚きました。自分にそんな存在がいるとは思っていなかったので、こんなにも揺さぶられる程の存在が。

2人が勢力的に活動していることが、ワタシのバロメーターになっていたのです。

参列した際、受付をしていた彼女に伝えてきました。この思いを。

お互い泣きながら、彼女はワタシの腕を掴んで「ありがとう」と。「こっちが ありがとうだよ」と返しました。


昨年の夏、演劇の聖地 利賀で2人に会っていました。

彼の訃報が届いた時、あれはたまたまでなく、必然だったのかもしれません。

彼らが劇団を立ち上げた時、役者の先輩から「ななみちゃんも彼らと一緒にやるんだと思った」と言われたことを思い出しました。

2人とはそんなにあらゆることをじっくり話す、ということはないのですよ。

もの凄く近いわけでも、もの凄く遠いわけでもない距離。

でも、2人と真髄な話はしたことあって、それは今でもワタシの中にあって、何かの時には支えになっているものでもあります。

先輩にはみえていたんだな。

2人とワタシの関係性がみえていたんだ。

ワタシはあの時、 へ?そうなの?なんで?そこまで仲良くないし、と思っていましたから。。


喪主である彼の奥さんと話をした時、「また共演できると思っていたんだよね」というと、奥さんが「今ならできますね!方法はありそう!」と。

時代に感謝!!🙌 です。。



本当にわからないものですね。

何かがあって気づく、本当にコレなんですね。

何でもわかってる、なんてことはやはりありえないことなんだと、改めて学びました。。