おはようございます。「手作り」が新鮮な時代に・・・


 

代官山のテキスタイルショップ「cocca(コッカ)」(渋谷区恵比寿西1TEL 03-3463-7681)は、カンガルーのようなサイドポケットが特徴のトートバッグ「ROOTOTE(ルートート)」とコラボレーションし、121日より生地の端布(はぎれ)を再利用した限定リメークバッグの販売を始める。

 創業60年以上の老舗テキスタイルメーカー、コッカ(本社=大阪市)が布の「発信基地」として開業した同店は、代官山駅近くの一軒家を改装した路面店でオリジナルや復刻生地、糸やレースなどの手芸用品を扱う。総合ディレクションは、学芸大学近くで国内クリエーター作品などを扱うコンセプトショップを運営するバーデンバーデン(目黒区)が担当、ぬくもりのある独自生地を使ったカーテンやアルバムなどの商品も人気を集めている。

 ルートートとのコラボバッグは、水玉や花柄、幾何学模様などの柄ものや無地の生地など50種類以上の端布をランダムにつなぎ合わせ、パッチワークにしたカラフルなデザイン。インテリアや雑貨、ウエアなどのオリジナル商品を作る際に裁断した残りなど「どうしても捨てられない、と保管してきた」(同店)生地をリユースする。

 サイズは、横28×縦55×奥行き11センチと、横19×縦37×奥行き9センチの2種類を用意。価格はそれぞれ、3,990円と2,310円。各限定100枚前後を売り出す予定。121日より、同店と「ROTOTE GALLERY代官山店」(代官山町、TEL 03-3464-5535)などルートート直営店で販売を開始する。(シブヤ経済新聞)




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 「手のぬくもり」が一番の「売り」!?

 



 

No.687:手のぬくもり


 

 手:・手:① 1)人体の左右の肩から出ている長い部分。肩から指先までをいう。俗に動物の前肢をいうこともある。 2)手首、手首から指先までや、手のひら・指などを漠然とさす。 ② 器具などの部分で、手で持つようにできているところ。取っ手・握りなど。 ③ 植物の蔓(つる)をからませるための木や竹の棒。 ④ ①のように突出して動くもの。 ⑤ 実際に①のように作業や仕事を行うもの。 1)労働力。人手。 2)仕事をする能力。 ⑥ 人が①を使ってすること。また、人の行為を漠然という。 1)仕事。作業。 2)手数。手間。 3)他人に関与すること。 4)武器を使って傷つけること。転じて、戦いなどで受けた傷。 ⑦ 1)文字を書く技法。筆法。転じて、書かれた文字。筆跡。書風。 2)茶器などで、その手法になるもの。 3)能楽・舞踊などの所作。手振り。 4)音曲で、調子や拍子をとる手法。また、器楽の奏法。 5)武芸などの技。 ⑧ 1)勝負事などで、手中にあるもの。手持ちの札・駒など。手の内。 2)囲碁・将棋などで、石や駒を打つこと。また、その打ち方。 ⑨事を行うための手段・方法。 ⑩ 1)所有すること。 2)支配下。監督下。 ⑪ 1)ある方面や方角。また、その方面の場所。 2)ある方面に配置した軍隊。  ⑫ ある種類に属する人や物。 ⑬ 器物の左右に分かれた部分。 1)几帳(きちょう)などの横木。 2)長旗のへりについている、竿(さお)につけるための緒()。 3)雁股(かりまた)の矢じりの左右に突き出た部分。 ⑭ 風采(ふうさい)。体裁。 ⑮ 江戸時代の雑税の一。山手・野手・河手など。 ⑯  1)その事物を機械などを用いないで作る意や、その人が自分自身でする意を表す。 2)その物が、持ち運びや取り扱いに容易な小型のものである意を表す。 3)その動作をする人、また特に、そのことにすぐれた人の意を表す。


 

 ぬくもり:あたたかみ。ぬくみ。



 

 

 11月7日朝日新聞朝刊の「天声人語」を全文ご紹介します。


 

 

 東京にある日本民藝(みんげい)館をつくった柳宗悦(やなぎ・むねよし)は、身の回りで使われている陶器や木工品など、日常の道具に美しさを見いだした人だ。それら民衆工芸の美しさは、人の手で作られるからこそだと『手仕事の日本』(岩波文庫)に書いている

▼手が機械と違うのは、心とつながっているからだと柳は言う。〈手はただ動くのではなく、いつも奥に心が控えていて……働きに悦(よろこ)びを与えたり、また道徳を守らせたりする〉。手仕事とは心の仕事にほかならないと、名高い目利きは唱えている

▼その「手と心」の関係について、米国から愉快なニュースが届いた。手が温まっている人は、冷えている人に比べて、他人に対して優しくなるそうだ。大学の研究グループが実験結果を発表した

▼たとえばホットコーヒーのカップを持った人は、アイスの人より他人を好意的に評価する傾向が見られたという。温湿布と冷湿布でも似た傾向が現れた。やはり手の奥には心が控えているのか。手のぬくもりは無意識のうちに心に結びつくらしい

▼北からは雪の便りが届いて、きょうは立冬。季節の巡りは順調らしく、近所の雑木林は緑がだいぶ色あせた。通り雨がぱらぱらと枯れ葉を鳴らすような日には、温かいカップを両手でそっと包むのが「心」にはいいようである

▼〈「寒いね」と話しかければ「寒いね」と答える人のいるあたたかさ〉という歌が俵万智さんにあった。白い息に手をこすり合わせる2人が浮かぶ。「寒いね」の会話もいま、北から南へと、急ぎ足で列島を下っているのに違いない。



 

 

 

 隣に寝ている寝相の悪いチビスケの手を握るたび・・・自分もこうしてもらっていたのかと・・・



 

 

PS.

「手袋」の季節・・・到来・・・





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